ほのぼの

曖昧さ回避 ぼのぼの」とは異なります。
ほのぼの
さだまさしスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
レーベル フリーフライト
プロデュース 石川鷹彦
さだまさし
チャート最高順位
さだまさし アルバム 年表
家族の肖像(さだまさし オリジナル・アルバム)
(1991年)
さだまさし白書〜リサイタル'92〜(さだまさし ライヴ・アルバム)
(1991年4月)
あの頃について -シーズン・オブ・レーズン-(レーズン)
(1991年11月)
ほのぼの
(1992年)
逢ひみての(オリジナル・アルバム)
(1993年10月)

LIVE二千一夜(ライヴ・アルバム)
(1992年9月)
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ほのぼの』は、シンガーソングライターさだまさし1992年11月10日発表のソロ18枚目のオリジナル・アルバムである。

概要

1960年代から活躍している、アコースティックギタリスト石川鷹彦との初めての作品である。

石川のギターを最大限に生かすために、ほとんどの作品に使われている楽器は石川とさだのギターだけである。なお、このアルバムのオリジナル版では歌詩カードの解説がすべて、さだの直筆で書かれていた。

収録曲

  1. 夜間飛行毛利衛飛行士の夢と笑顔に捧ぐ〜
    日本人で初めてスペースシャトルに搭乗した毛利へ、さだが抱く羨望と夢、そして毛利の成功を祝うために作られた作品。
    作品中には、毛利が搭乗したスペースシャトル・エンデバーやさだが様々な影響を受けた宮沢賢治リンドバーグアインシュタインを象徴する語句や名前が登場している。
  2. 薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク
    さだの幼少期にさだの父の事業の失敗が原因で引っ越した借家にさだ兄妹が彼らの母の為に持ち帰ったバラを、大人になったさだの視点から省みた追憶曲。
    さだはこのバラを、コンサートトークや多くのエッセイ集、果ては彼の小説処女作『精霊流し』にも登場させている。
  3. 警戒水位
    都会にやってきた地方出身者の抱く「孤独」や「郷愁」について歌い上げた作品。
  4. 残照
    恋人と別れた男性の、彼女と別れた後に自分や彼女の持つ様々な「自分」に気が付いていく過程を表した作品。
    最後に残った彼女との幸せな日々の思い出は、まさに心を照らし続ける「想い」の残り火である。
  5. 邂逅
    生前、父を拒んだ娘が、父の遺品のカメラと母という共通の大切な道具と被写体を通して、ようやく父の「心」と「想い」に出逢い、父を理解することができる過程を歌った作品。
  6. あなた三昧
    相手のことを心から想う女性の心理を表した作品。シングルでも発売されているが、このアルバムに収録されているものとはアレンジが異なる。
  7. 涙のコード・バトラー(MC)
    さだと石川鷹彦の曲演奏間のやりとりを収録した一場面。
  8. 好敵手
    コード・バトラーより転じてイントロに入る。
    ヤクルトスワローズ外野手の栗山英樹がシングルを出すために提供した曲(1992年7月25日発売)。
    互いに切磋琢磨出来る友やライバルの重要さについて歌っている作品。
  9. 未来
    人生を先の見えない深い霧の中にたとえて、そこで重要なことは自分がどれだけ希望を信じ、大切な人を想ってゆけるかであるということを表した作品。
  10. 本当は泣きたいのに
    森川由加里への提供曲(本アルバムの前年の1991年2月に発売されたシングル)。森川はその年の「夏・長崎から」に参加している。
    別れの一場面を表現した作品。
    さだの実妹である佐田玲子もカバーしている(アルバム『本当は泣きたいのに』に収録)。
  11. 聖域(サンクチュアリ) 〜こすぎじゅんいちに捧ぐ〜
    1992年に他界した音楽評論家こすぎじゅんいちへの鎮魂曲。
    さだはライナーノートで「一人一人が持つ心の『聖域』について、あえて『逆鱗に触れる』ことになるが、それでも『愛』や『生命』、『時の流れ』について唄っていくと再定義した作品でもある」と語っている。
  12. ほのぼの'S Blues
    今作で唯一さだがヴァイオリンを奏でており、石川鷹彦とのセッション曲。さだが敬愛するポール・サイモンステファン・グラッペリによる"HOBO'S Blues"(1972年のアルバム『ポール・サイモン』収録)のパロディ。途中で「精霊流し」のイントロや「関白宣言」のメロディが引用されている。

作詩・作曲・編曲

  • 下記以外の全曲とも作詩[1]・作曲:さだまさし、編曲:石川鷹彦
    • 「ほのぼの'S Blues」作詩:さだまさし、作曲・編曲:石川鷹彦

主な参加ミュージシャン

  • ギター/シンセサイザー:石川鷹彦
  • ストリングス:篠崎正嗣Strings

脚注

  1. ^ さだまさしの作品はすべて「作詞」ではなく「作詩」とクレジットされているので、誤記ではない。
シングル
さだまさしのシングル
1970年代
1980年代
1990年代
  • 長崎から
  • 息子へ 〜父からの風〜
  • 奇跡〜大きな愛のように〜
  • 娘へ
  • 君が帰ってくる/ありがとう
  • “長崎から雲仙へ”/SMILE AGAIN
  • あなた三昧
  • 二千一夜
  • 幸福になる100通りの方法/東京物語
  • ヴァージン・ロード/関白失脚
  • となりの芝生
  • 愛をみつけた
  • 烈/地平線
  • 名刺/さよならにっぽん
  • Wonderful Love
  • 絵画館/甘い手紙
  • 愛について
  • Dream/案山子(アンコール)
  • Birthday
  • 夢一色/やすらぎ橋
  • ペンギン皆兄弟
  • 北の国から 遥かなる大地より〜螢のテーマ
  • 君が選んだひと
  • ゆけゆけ!! ようかいキッズ
  • 桜月夜
  • 佐世保
2000年代
2010年代
  • 残春
配信
アルバム
さだまさしのアルバム
スタジオ・アルバム
ベスト・アルバム
ライブ・アルバム
カバー・アルバム
  • にっぽん
  • にっぽんII〜通りゃんせ〜
  • さだまさし 永六輔・中村八大を歌う
  • 情継 こころをつぐ
  • 永縁〜さだまさし 永六輔を歌う〜
  • アオハル49.69
その他
  • 你好!中国 さだまさしふれあいの旅
  • まっさんの落談寄席 私家版「三國志 英雄伝」
  • ステージ・トーク・ライブ/噺歌集ライブ
  • 北の国から〜オリジナル・スコア・ヴァージョン
  • 木を植えた男 -緑百年物語-
  • さだまさし話のアルバム
  • さだまさしステージトーク大全
    • 噺歌集CD
    • 續噺歌集CD
  • さだまさしトークベスト
  • 歌ってはいけないCD
  • 大変なンすからもォ。
  • さだまさしトリビュート さだのうた
  • みんなのさだ
カテゴリ カテゴリ
楽曲
著作

噺歌集シリーズ - せとぎわの魔術師 - 自分症候群 - 精霊流し - 解夏 - 眉山 - 茨の木 - アントキノイノチ - いのちの理由 - かすてぃら - はかぼんさん: 空蝉風土記 - 風に立つライオン - ラストレター - ちゃんぽん食べたかっ!

映画

翔べイカロスの翼 - 関白宣言 - 長江 - さだおばさん

出演
テレビ
ラジオ

さだまさしの好奇心倶楽部 - さだまさしの引き出しのすみっこ - まさしんぐWORLD - サンデーニューミュージック - いちご列車 - さだまさしの気ままな夜間飛行 - サンデーパーク - さだまさしストーリー - さだまさし全力投球 - さだまさし時のほとりで - さだまさしのセイ!ヤング - MBSミュージックマガジン - さだまさしの気まぐれ夜汽車 - それぞれの旅 - RADIOまっぴるま - さだまさし夢回帰線 - (有) さだまさし大世界社 - セイ!ヤング21 - さだまさしカウントダウンスペシャル - さだまさし WEEKLY 〜Mist〜 - さだまさし セイ!シュン49.69 - 1時の鬼の魔酔い

関連人物
関連項目
さだまさしのディスコグラフィ - さだ企画 - さだ工務店 - フリーフライトレコード - ユーキャン - 詩島 - 夏 長崎から さだまさし - ナガサキピースミュージアム - NBCビデオホール - ダスキン - 風に立つライオン基金
グレープ
さだまさし - 吉田政美
シングル

1.雪の朝 - 2.精霊流し - 3.追伸 - 4.ほおずき - 5.朝刊 - 6.無縁坂 - (レーズン)糸電話

EP

1.GRAPE-1 - 2.グレープ 精霊流し、雪の朝 - 3.グレープ ほおずき、追伸 - 4.グレープ 無縁坂、朝刊

アルバム
オリジナル

1.わすれもの - 2.せせらぎ - 3.コミュニケーション - (レーズン)あの頃について 〜シーズン・オブ・レーズン〜 - 4.グレープセンセーション

ライブ

1.グレープ・ライブ 三年坂 - 2.グレープラストコンサート・伝説の神田共立ライブ

ボックス
ベスト

1.グレープベスト16 - 2.グレープ/ザ・ベスト

関連項目
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