アラスカの拳銃使い

アラスカの拳銃使い』(アラスカのけんじゅうつかい、原題:The Shooting Of Dan McGoo)は、アメリカ合衆国の映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)に所属していたアニメーターのテックス・アヴェリーによる作品のひとつ。公開は1945年4月14日。

スタッフ

内容

極寒の地で、米国最後のフロンティアであるアラスカのある町は無政府状態で、ガンマン達が撃ち合いを繰り返し、日々人口が減少していた。その町の、ある酒場に荒くれ者のオオカミが現われ文字どおりの狼藉をはたらき、酒場で歌う美女にちょっかいを出す。そこで酒場に居合わせたドルーピーとの決闘となる。

何故かオープニングの「droopy」が表示されなかった。

1924年のサイレント映画『極光に踊る女』をはじめ何度も映像化されて来たロバート・W・サーヴィス(英語版)作「ユーコンの魔力」所収「ダン・マッグルーの射殺(英語版)」を原作とする。アヴェリーは1939年ワーナーでも同じ原作で"Dangerous Dan McFoo(英語版)"を監督している。倒れたドアが地下室の階段になるといったのちの作品で見られるギャグの数々が散見される。

登場するキャラクター

ドルーピー
今回はガンマン役。原作ではダン・マグー(Dan McGoo)という犬を連想させる名前。
オオカミ
「つかまるのはごめん」に登場したオオカミに似た悪役。残酷で、女好きである。また、かなりの下戸でもある。
美女
初期のドルーピー作品でたびたび登場する歌手。第二次世界大戦中の世相を反映してか、戦場を慰問するような歌詞になっている。

VHS・DVD

残酷なシーンが目立つため、TBS系『トムとジェリー』や『新トムとジェリー』の真ん中では放送されず、再放送などが難しい作品の一つと思われたが、タイム ワーナー エンターテイメント ジャパンからDVD「ドルーピー 迷探偵ドルーピーの大追跡編」が発売され、収録作品の一つとなっている。「トムとジェリー通常版DVDの3」にも特典として、「トムとジェリー ドルーピーといっしょVHSの2」にも収録。

テックス・アヴェリー監督の短編作品
1940年代
1940年
1941年
  • カメに負けたウサ公
  • いぢわる子兎
1942年
  • うそつき狼
1943年
  • つかまるのはごめん
  • ある殺人
  • おかしな赤頭巾
  • 腹ペコハゲタカ
  • 子豚のクリスマス
1944年
1945年
1946年
1947年
1948年
1949年
1950年代
1950年
1951年
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  • Cat's Meow
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