イーラム国民民主解放戦線
イーラム国民民主解放戦線(イーラムこくみんみんしゅかいほうせんせん、英語: Eelam National Democratic Liberation Front、略称:ENDLF)は、インド人の支援を受けたスリランカのタミル人武装組織。1987年に他の武装組織(イーラム人民革命解放戦線:EPRLF、タミル・イーラム人民解放機構:PLOTE、タミル・イーラム解放機構:TELO)からそれぞれ分離した勢力が集まって結成された[1]。現在は政治活動を行なっている。
創設
PLOTEの中心メンバーの一人であるグナナピラガサム・グナナセカランがTELO、EPRLFのメンバーと共に軍事組織「スリー・スターズ」を結成した。1987年、スリー・スターズはPLOTEから分離したグループやEPRLFから分離したダグラス・デバナンダ派のグループと合併した。これらの合併はインドの情報機関であるインド調査分析局(英語版)の支援によって行われた。その後デバナンダはENDLFを去り、イーラム人民民主党(EPDP)を結成した。
政治
ENDLFはインド平和維持軍(IPKF)が駐留していた1987年から1990年までの期間、非常に活発に活動し、1988年実施の北東部州議会選挙、1989年国会選挙にも候補者を出した。しかし、1990年にIPKFが撤退すると同時にENDLFもインドに撤退し、その後タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)指揮官のカルナ・アマン(英語版)がLTTEを離脱する2004年までの間活動を休止していた。同年カルナはENDLFに加わりその党首となった。そしてすぐに反LTTEの姿勢をとり始めた。その後カルナはENDLFから脱退したが、ENDLFは現在も政治活動を行なっている。
脚注
- ^ “Sri Lanka”. Leftist Parties of the World. 2011年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年7月8日閲覧。
出典
- DBS Jeyaraj (26 December 2004). “Indian moves in the politics of Eelam”. Sunday Leader. http://www.thesundayleader.lk/archive/20041226/issues-1.htm
- “RAW aiding paramilitary recruitment in India - report”. TamilNet. (25 June 2006). http://www.tamilnet.com/art.html?catid=79&artid=18619
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