オービタ整備施設

整備施設に入るコロンビア

オービタ整備施設 (Orbiter Processing Facility、OPF) は、アメリカ合衆国スペースシャトルオービタが飛行間に整備を受ける3つのハンガーのうちの1つである。OPF-1、OPF-2、OPF-3と呼ばれる3つの施設は全てフロリダ州ケネディ宇宙センター第39発射施設にある。

東には、発射台に移動する前に外部燃料タンク固体ロケットブースターが取り付けられるスペースシャトル組立棟があり、OPF-1とOPF-2は低い格納庫を挟んでつながっており、OPF-3は道を挟んだ場所にある。

OPF-3は、以前は Orbiter Maintenance & Refurbishment Facility (OMRF) と呼ばれていたが、後に完全な機能を備えたOPFとなった。

整備の流れ

スペースシャトルのミッションが終わると、オービタはNASAシャトル着陸施設から割り当てられたOPFに向かう。使われたペイロードが取り外され、機体は完全に点検、修復されて必要であれば耐熱タイルも貼り替えられる。その後、次のミッションに使われるペイロードの一部が取り付けられて、点検される。

オービタの割当て

OPF-1はアトランティス、OPF-2はエンデバー、OPF-3はディスカバリーに割り当てられている。

出典

この記事は、パブリックドメインとなったNASAのウェブサイト及び資料を基にしている。

外部リンク

  • Kennedy Space Center page on the Orbiter Processing Facility

座標: 北緯28度35分09秒 西経80度39分18秒 / 北緯28.585803度 西経80.654991度 / 28.585803; -80.654991

中心項目



構成要素
オービター
オービター拡張機能
クルー
ミッション
試験
事故
支援系
  • クローラー
  • 移動式発射プラットフォーム(英語版)
  • シャトル輸送機
  • オービタ整備施設
  • スペースシャトル組立棟
  • NASAリカバリーシップ(英語版)
  • シャトル着陸訓練機(英語版)
  • シャトル・アビオニクス統合施設(英語版)
  • シャトル結合分離装置(英語版)
射場・着陸場
特別プログラム
  • D-1 (STS-61-A)
  • ゲットアウェイスペシャル (GAS)(英語版)
  • ティーチャー・イン・スペースプロジェクト (TISP)(英語版)
  • シャトル・ミール計画
  • ヒッチハイカー計画(英語版)
派生物
関連項目
その他
  • スペースシャトル計画への批判(英語版)