キャメロット

曖昧さ回避 この項目では、アーサー王の伝説の都について説明しています。その他の用法については「キャメロット (曖昧さ回避)」をご覧ください。
ギュスターヴ・ドレ画、illustration of Camelot from “Idylls of the King”, 1868

キャメロット: Camelot)は、アーサー王の王国、ログレスの都。アーサー王はこの地にキャメロット城を築き、多くの戦いに出陣したという。その正確な位置は失われ(または最初から実在せず)良く分かっていないが、おそらくローマ帝国による支配が終わった後のブリテン島にあったローマ系人の支配地域がフィクション化されたものだと思われる。

キャメロットという都の名が初めて現れたのは、フランス吟遊詩人クレティアン・ド・トロワの詩『荷馬車の騎士ランスロット』からである。但しこの時点では、後のアーサー王物語におけるほど重要な役割を果たす土地としては描写されていなかった。

エセックスの街、コルチェスターはキャメロットの跡地なのではないかとしばしば指摘される。コルチェスターはローマ帝国によるイギリス支配の最初の拠点でイギリス最古の町であり、そのローマ名「Camulodunum」は先住民のケルト語カムロドゥノン(英語版)(戦の神カムロスの町)から来ている、というのがその根拠である。

また、13世紀にはウェセックスに位置するウィンチェスター城がキャメロットの名残だと信じられていたり、スコットランドエディンバラに程なく近いアーサーの玉座は、キャメロットの候補地の1つとしてよく言及されていたりするなど詳しいことはわかっていない。

関連項目

  • キャメロット (小惑星)

外部リンク

  • キャメロットとアーサー王(英語)
主要人物
その他の円卓の騎士
その他の人物
動物・怪物
剣・物品
場所・出来事
主要作品
関連項目
  • カテゴリ カテゴリ
  • 表示
  • 編集
典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • VIAF
国立図書館
  • ドイツ
  • イスラエル
  • アメリカ