グラマン ガルフストリーム II

グラマン ガルフストリーム II

グラマン ガルフストリーム IIは、アメリカ合衆国グラマン社が開発・製造したビジネスジェット機

概要

グラマンでは初めてのビジネスジェット機であり、ターボプロップ機のガルフストリーム I(英語版)を大幅改良し、ジェット化した機体である。

1966年に初飛行し、1979年までに258機が製造された。アメリカ陸軍ではC-11として、アメリカ沿岸警備隊にもVC-11Aの名称で1機が採用されている。アメリカ航空宇宙局では、スペースシャトルオービタの飛行特性に習熟するため、シャトル訓練機(英語版)のベースとして利用されている[1]

日本では運輸省航空局飛行検査機 (JA8431) として1機を採用し、ダイヤモンドエアサービス株式会社で運用されていたが、2020年4月8日付けで登録抹消され[2]、機体は解体された[3]。機体の前方部分については、茨城県筑西市にある「ザ・ヒロサワ・シティ」内の科博廣澤航空博物館にて展示公開される予定である[4]

機体は、ジェットエンジンを胴体後部左右に持ち(リアエンジン)、T字尾翼を有する。主翼は低翼配置で後退翼となっている。

採用国(軍/政府機関)

ガボンの旗 ガボン
日本の旗 日本
リビアの旗 リビア
モロッコの旗 モロッコ
モーリタニアの旗 モーリタニア
ナイジェリアの旗 ナイジェリア
オマーンの旗 オマーン
パナマの旗 パナマ
ベネズエラの旗 ベネズエラ
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国

要目

出典

  1. ^ “スペースシャトル着陸訓練機”. 2023年1月6日閲覧。
  2. ^ “ダイヤモンドエアサービス保有、日本唯一のガルフストリームIIが抹消”. https://flyteam.jp/news/article/124789 
  3. ^ “ビジネスジェット機解体 航空機リサイクルを動画で公開”. FlyTeam(フライチーム). 2023年1月6日閲覧。
  4. ^ “YS-11量産初号機 公開準備進む、E2新幹線・北斗星と共に!「ザ・ヒロサワ・シティ」”. FlyTeam(フライチーム). 2023年1月6日閲覧。
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