サターン・アイオン

サターン・アイオン
クーペ
セダン
ボディ
ボディタイプ 2+2ドア クーペ
4ドア セダン
駆動方式 FF
系譜
先代 サターン・Sシリーズ
後継 サターン・アストラ
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アイオンSaturn ION)は、アメリカの自動車メーカーであるゼネラルモーターズ(GM)が製造し、2003年から2007年までサターンブランドで販売していた自動車である。

概要

小型車としてヒットしたSシリーズの後継として2003年に登場した。シボレー・コバルトと同様に「デルタプラットフォーム」を採用している。

ラインナップは2+2ドアクーペの「クアッドクーペ」、およびセダンの2種類であり、Sシリーズに存在したステーションワゴンは廃止された。クーペモデルにはSシリーズと同様に観音開きのドアを採用している。

エンジンは直列4気筒DOHC「エコテック」を搭載。トランスミッションはゲトラグ製5速MTアイシン製5速ATのほか、クーペモデルのみCVTも設定された。

2004年、レカロシート、専用スポイラー、専用設計のサスペンションを装備した「レッドライン」を追加。エンジンはターボチャージャーによる過給で最高出力205hpを発生し、スポーツコンパクトとしての性格が与えられた。

2005年にマイナーチェンジが行われ、ECUの改良とエンジンノイズ低減のためのエンジンカバーを装着。アイシン製5速ATとCVTは廃止され、これらの代替としてGM製4速ATが導入された。

2006年に2度目のマイナーチェンジを行い、2.4L・170hpのエコテックエンジンを搭載したモデルがラインナップに追加された。

2007年に生産終了。後継にはオペル・アストラをリバッジした「サターン・アストラ」が導入された。

2010年以降、アメリカ道路交通安全局は、アイオンのパワーステアリングの不具合により衝突事故が発生しているとして調査を実施していたが、2014年に発生したゼネラルモーターズ大規模リコールにおいて、原因となったイグニッションのほかパワーステアリング機構も対象に含まれたことから調査は終了した[1]

出典

  1. ^ “米当局がGM「サターン・アイオン」調査打ち切り、リコール受け”. ロイター (ロイター通信社). (2014年4月22日). https://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJEA3K01H20140421 2014年4月22日閲覧。 

関連項目

外部リンク

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