サンガ

サンガ

仏教・サンスクリット

  • サンガ(: saṃgha
    • 僧伽あるいは仏教の出家修行者(比丘比丘尼)により形成される組織。全世界のすべての比丘比丘尼が理念上所属する「四方サンガ」と、個々の比丘・比丘尼たちが実際に所属している個別の「現前サンガ」とがある。漢訳仏典では、saṃghaを音写した「僧伽(そうぎゃ)」あるいはその省略形として「僧(そう)」という表記を使用。現代の学術用語としては「サンガ」のほか、「僧団」という訳語が使用されている。
    • サンスクリット語でsaṃghaは、仏教の出家修行者(比丘比丘尼)の集団だけでなく、「集団」や「組合」を意味する一般的な用語でもある。
    • 政治史の領域では古代インドの一部の国に見られた政治形態・統治形態、国の形態を示すための用語として用いられており、専制王をもたず集会で選出された首長が行政権を持つ、一種の共和制のことで、英語ではrepublicと訳す[1]。古代インドにおいて有力者の集会によって指導・統治される制度を有した国々のこと。リッチャヴィ朝やシャーキャ族(釈迦族)などが代表的である。同じく集団を意味した「ガナ」という呼称でもこれを呼ぶことがある。→ガナ・サンガ国

地理

人名

団体・企業

その他

  • 山窩 - サンカともいう。日本にかつて存在した非定住民の集団。
  • 千葉県郷土料理であるなめろうを焼いたもの。「さんが焼き」とも。
  • サンガ (高昌王)

脚注

  1. ^ コトバンク「サンガ」(世界大百科事典 解説)
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