シラス (人物)

聖シラスのイコン(作者不詳)

シラス古代ギリシア語: Σίλας英語: Silas)は、新約聖書の登場人物。

聖書によれば、アンティオキアに派遣された指導的な成員(使徒15:22)。預言者(使徒15:32)。ローマ人(使徒16:19、37-38)。

クリスチャンの間に割礼に関する問題が起きた時、エルサレム教会の代表者は会合を開き決定を下した(使徒15:1-32)。その決定を知らせる使者としてシラスとユダ (バルサバ)が遣わされた(使徒15:22)。アンティオキアの成員はその決定の手紙を歓び、シラスは兄弟たちを励まし強めた(使徒15:30-32)。その後、シラスは使徒パウロと共に第2回宣教旅行に出た(使徒15:40)。彼らは旅行中ピリピで捕らえられ、着物をはぎ取られ何度もむちで打たれ、二人は牢獄に監禁され足かせ台に繋がれた(使徒16:12、16:22-24)。それでもパウロとシラスは神に賛美の歌を歌い祈り続けていた。すると、大地震が起こり、牢獄の扉は開き、足かせは外れた(使徒16:25、26)。看守は恐れて自害しようとするが、パウロはそれを止めると、看守は二人の傷を洗い、看守とその家族はバプテスマを受けて信徒となった(使徒16:27-34)。その後、テサロニケに向かうが暴徒に襲われベレヤに逃げるが、暴徒たちは追いかけて来る(使徒17:1-13)。パウロは一人で旅を続け、シラスとテモテは意欲的な人々を援助するためにベレヤに留まる(使徒17:14)。シラスとテモテはコリントで再びパウロと合流する(使徒18:1-5、コリント二11:9)。

関連項目


福音書
使徒行伝
書簡&ヨハネの黙示録
  • パトモスのヨハネ(英語版)
  • 二人の証人(英語版)
  • : 斜体 は預言者としての立場には異論がある人物を示す
聖母マリア
Stained glass of the Four Evangelists in Bockweiler, Germany
使徒
大天使
証聖者
弟子
教会博士
福音書記者
教父
殉教者
総主教
教皇
  • アデオダトゥス1世
  • アデオダトゥス2世
  • ハドリアヌス3世
  • アガペトゥス1世
  • アガト
  • アレクサンデル1世
  • アナクレトゥス
  • アナスタシウス1世
  • アニケトゥス
  • アンテルス
  • ベネディクトゥス2世
  • ボニファティウス1世
  • ボニファティウス4世
  • カイウス
  • カリストゥス1世
  • ケレスティヌス1世
  • ケレスティヌス5世
  • クレメンス1世
  • コルネリウス
  • ダマスス1世
  • ディオニュシウス
  • エレウテルス
  • エウゲニウス1世
  • エウセビウス
  • エウティキアヌス
  • エウァリストゥス
  • ファビアヌス
  • フェリクス1世
  • フェリクス3世
  • フェリクス4世
  • ゲラシウス1世
  • グレゴリウス1世
  • グレゴリウス2世
  • グレゴリウス3世
  • グレゴリウス7世
  • ヒラルス
  • ホルミスダス
  • ヒギヌス
  • インノケンティウス1世
  • ヨハネス1世
  • ヨハネ23世
  • ヨハネ・パウロ2世
  • ユリウス1世
  • レオ1世
  • レオ2世
  • レオ3世
  • レオ4世
  • レオ9世
  • リヌス
  • ルキウス1世
  • マルケリヌス
  • マルケルス1世
  • マルクス
  • マルティヌス1世
  • ミルティアデス
  • ニコラウス1世
  • パスカリス1世
  • パウルス1世
  • ペトロ
  • ピウス1世
  • ピウス5世
  • ピウス10世
  • ポンティアヌス
  • セルギウス1世
  • シルウェリウス
  • シンプリキウス
  • シリキウス
  • シクストゥス1世
  • シクストゥス2世
  • シクストゥス3世
  • ソテル
  • ステファヌス1世
  • ステファヌス4世
  • シルウェステル1世
  • シンマクス
  • テレスフォルス
  • ウルバヌス1世
  • ウィクトル1世
  • ウィタリアヌス
  • ザカリアス
  • ゼフィリヌス
  • ゾシムス
預言者
聖女
  • ポータルアイコン キリスト教ポータル
  • 表示
  • 編集
典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • FAST
  • VIAF
国立図書館
  • ドイツ
  • アメリカ
  • チェコ