ジヒドロクスコヒグリン

ジヒドロクスコヒグリンは、クスコヒグリンの持つケトン基が還元されて、第2級アルコールの形になった有機化合物である。

構造と性質

ジヒドロクスコヒグリンの構造。

ジヒドロクスコヒグリンの化学式はC13H26N2Oで、モル質量は226.36 (g/mol)である。分子中に存在する2つの窒素原子は、共に第3級アミンであり、例えば、塩酸などと塩を作ることも可能である [1]

所在

ジヒドロクスコヒグリンはコカノキに含まれるアルカロイドの1種である [2]

出典

  1. ^ Dihydrocuscohygrine HCl
  2. ^ Turner, C.E.; Elsohly, M.A.; Hanus, L.; Elsohly, H.N. (1981). “Isolation of dihydrocuscohygrine from peruvian coca leaves”. Phytochemistry 20 (6): 1403. doi:10.1016/0031-9422(81)80048-9. 

関連文書

  • Total Synthesis of (+)-Dihydrocuscohygrine and Cuscohygrine


  • 表示
  • 編集