スミス・トンプソン

スミス・トンプソン
Smith Thompson
生年月日 1768年1月17日
出生地 13植民地 ニューヨーク州ダッチェス郡
没年月日 (1843-12-18) 1843年12月18日(75歳没)
死没地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ダッチェス郡
出身校 プリンストン大学
所属政党 (民主共和党→)
国民共和党
称号 学士(教養)(プリンストン大学)(1788年)

在任期間 1819年1月1日 - 1823年8月31日
大統領 ジェームズ・モンロー

ニューヨーク州の旗 ニューヨーク州下院議員(英語版)
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スミス・トンプソン(Smith Thompson, 1768年1月17日 - 1843年12月18日)は、アメリカ合衆国政治家法律家裁判官1819年から1823年まで第6代アメリカ合衆国海軍長官を務め、1823年から1843年まで第13代アメリカ合衆国連邦最高裁判所陪席判事を務めた。

生涯

1768年、トンプソンはニューヨーク州ダッチェス郡で生まれた。トンプソンはプリンストン大学法学学士号を取得し、1793年司法修習生としての修習を終えた。その後、わずかの教師生活を経た後に弁護士業を開業した。またトンプソンは1794年に、同業者ギルバート・リヴィングストンの娘のサラ・リヴィングストンと結婚した。

トンプソンは間もなく民主共和党に加わり、1800年にニューヨーク州下院議員に選出された。トンプソンは1801年にニューヨーク州憲法制定会議の代表を務めた後、1802年にニューヨーク州最高裁判所の裁判官に指名された。トンプソンは1818年まで同裁判所の裁判官を務め、1814年からは長官を務めた。

トンプソンは裁判官を務める一方で、連邦政府の行政府に関心を向けていた。1818年11月ジェームズ・モンロー大統領からアメリカ合衆国海軍長官に指名されると、トンプソンは直ちにニューヨーク州最高裁判所長官を辞任し、翌1919年1月に海軍長官に就任した。

トンプソンは海軍長官として新たな戦列艦フリゲート、その他の小規模な軍艦の建造を前長官から引き継いだ。そして西インド諸島における海賊行為の鎮圧に乗り出し(西インド諸島海賊掃討作戦)、また西インド諸島における交易の保護のため、海軍の巡回地域をアフリカ大陸南アメリカ大陸にまで拡大した。

1823年、モンロー大統領はトンプソンを合衆国最高裁判所の裁判官に推薦し、トンプソンはその指名を不本意ながら受諾した。だが政治への関心は薄れず、1828年にトンプソンはニューヨーク州知事選挙に出馬した。そしてその選挙で敗北を喫すると、政治生活を退き、生計のための裁判所に残った。トンプソンは最高裁判所長官ジョン・マーシャルと厳しく対立し、しばしば論争を繰り広げた。

1843年、トンプソンはニューヨーク州ダッチェス郡で死去した。トンプソンの遺体は同州ポキプシーのポキプシー墓地に埋葬された。

トンプソンの死後、アメリカ海軍では、トンプソンの功績を称えて、駆逐艦スミス・トンプソンにその名が付けられた。

外部リンク

  • 海軍歴史センター (2000年3月25日). “US People--Thompson, Smith, Secretary of the Navy, 1819-1823.” (HTML) (英語). アメリカ合衆国海軍省. 2008年6月30日閲覧。
公職
先代
ベンジャミン・ウィリアムズ・クラウニンシールド
アメリカ合衆国海軍長官
1819年1月1日 - 1823年8月31日
次代
サミュエル・サウサード
先代
ヘンリー・ブロックホルスト・リヴィングストン
アメリカ合衆国連邦最高裁判所陪席判事
1823年9月1日 - 1843年12月18日
次代
サミュエル・ネルソン
 
  1. ジョン・ジェイ (1789–1795(英語版)判例(英語版))
  2. ジョン・ラトリッジ (1795(英語版)判例(英語版))
  3. オリバー・エルスワース (1796–1800(英語版)判例(英語版))
  4. ジョン・マーシャル (1801–1835(英語版)判例(英語版))
  5. ロジャー・B・トーニー (1836–1864(英語版)判例(英語版))
  6. サーモン・P・チェイス (1864–1873(英語版)判例(英語版))
  7. モリソン・ワイト(英語版) (1874–1888(英語版)判例(英語版))
  8. メルヴィル・フラー(英語版) (1888–1910(英語版)判例(英語版))
  9. エドワード・ダグラス・ホワイト (1910–1921(英語版)判例(英語版))
  10. ウィリアム・ハワード・タフト (1921–1930(英語版)判例(英語版))
  11. チャールズ・エヴァンズ・ヒューズ (1930–1941(英語版)判例(英語版))
  12. ハーラン・F・ストーン (1941–1946(英語版)判例(英語版))
  13. フレッド・M・ヴィンソン (1946–1953(英語版)判例(英語版))
  14. アール・ウォーレン (1953–1969(英語版)判例(英語版))
  15. ウォーレン・E・バーガー(英語版) (1969–1986(英語版)判例(英語版))
  16. ウィリアム・レンキスト (1986–2005(英語版)判例(英語版))
  17. ジョン・ロバーツ (2005–現職判例(英語版))
 
  1. J・ラトリッジ* (1790–1791)
  2. クッシング (1790–1810)
  3. ウィルソン (1789–1798)
  4. ブレア (1790–1795)
  5. アイアデル (1790–1799)
  6. T・ジョンソン (1792–1793)
  7. パターソン (1793–1806)
  8. S・チェイス (1796–1811)
  9. ワシントン(英語版) (1798–1829)
  10. ムーア(英語版) (1800–1804)
  11. W・ジョンソン(英語版) (1804–1834)
  12. リビングストン (1807–1823)
  13. トッド(英語版) (1807–1826)
  14. デュバル(英語版) (1811–1835)
  15. ストーリー(英語版) (1812–1845)
  16. トンプソン (1823–1843)
  17. トリンブル(英語版) (1826–1828)
  18. マクレーン (1829–1861)
  19. ボールドウィン(英語版) (1830–1844)
  20. ウェイン(英語版) (1835–1867)
  21. バーバー(英語版) (1836–1841)
  22. カトロン(英語版) (1837–1865)
  23. マッキンレー(英語版) (1838–1852)
  24. ダニエル(英語版) (1842–1860)
  25. ネルソン(英語版) (1845–1872)
  26. ウッドベリー (1845–1851)
  27. グリア(英語版) (1846–1870)
  28. カーティス(英語版) (1851–1857)
  29. キャンベル(英語版) (1853–1861)
  30. クリフォード (1858–1881)
  31. スウェイン(英語版) (1862–1881)
  32. ミラー(英語版) (1862–1890)
  33. デイヴィス(英語版) (1862–1877)
  34. フィールド(英語版) (1863–1897)
  35. ストロング(英語版) (1870–1880)
  36. ブラッドリー(英語版) (1870–1892)
  37. ハント(英語版) (1873–1882)
  38. J・M・ハーラン(英語版) (1877–1911)
  39. ウッズ(英語版) (1881–1887)
  40. マシューズ(英語版) (1881–1889)
  41. グレイ(英語版) (1882–1902)
  42. ブラッチフォード(英語版) (1882–1893)
  43. L・ラマー(英語版) (1888–1893)
  44. ブルーワー(英語版) (1890–1910)
  45. ブラウン(英語版) (1891–1906)
  46. シラス(英語版) (1892–1903)
  47. H・ジャクソン(英語版) (1893–1895)
  48. E・ホワイト* (1894–1910)
  49. ペッカム(英語版) (1896–1909)
  50. マッケナ(英語版) (1898–1925)
  51. ホームズ (1902–1932)
  52. デイ (1903–1922)
  53. ムーディ (1906–1910)
  54. ラートン(英語版) (1910–1914)
  55. ヒューズ* (1910–1916)
  56. ヴァン・ドヴァンター(英語版) (1911–1937)
  57. J・ラマー(英語版) (1911–1916)
  58. ピツニー(英語版) (1912–1922)
  59. マクレイノルズ(英語版) (1914–1941)
  60. ブランダイス (1916–1939)
  61. クラーク(英語版) (1916–1922)
  62. サザーランド(英語版) (1922–1938)
  63. バトラー(英語版) (1923–1939)
  64. サンフォード(英語版) (1923–1930)
  65. ストーン* (1925–1941)
  66. O・ロバーツ(英語版) (1930–1945)
  67. カードーゾ (1932–1938)
  68. ブラック (1937–1971)
  69. リード(英語版) (1938–1957)
  70. フランクファーター (1939–1962)
  71. ダグラス(英語版) (1939–1975)
  72. マーフィー(英語版) (1940–1949)
  73. バーンズ (1941–1942)
  74. R・ジャクソン (1941–1954)
  75. W・ラトリッジ(英語版) (1943–1949)
  76. バートン(英語版) (1945–1958)
  77. クラーク(英語版) (1949–1967)
  78. ミントン(英語版) (1949–1956)
  79. J・M・ハーラン2世(英語版) (1955–1971)
  80. ブレナン (1956–1990)
  81. ウィテカー(英語版) (1957–1962)
  82. スチュワート(英語版) (1958–1981)
  83. B・ホワイト (1962–1993)
  84. ゴールドバーグ(英語版) (1962–1965)
  85. フォータス(英語版) (1965–1969)
  86. T・マーシャル (1967–1991)
  87. ブラックマン (1970–1994)
  88. パウエル(英語版) (1972–1987)
  89. レンキスト* (1972–1986)
  90. スティーブンス (1975–2010)
  91. オコナー (1981–2006)
  92. スカリア (1986–2016)
  93. ケネディ (1988–2018)
  94. スーター (1990–2009)
  95. トーマス (1991–現職)
  96. ギンズバーグ (1993–2020)
  97. ブライヤー (1994–2022)
  98. アリート (2006–現職)
  99. ソトマイヨール (2009–現職)
  100. ケイガン (2010–現職)
  101. ゴーサッチ (2017–現職)
  102. カバノー (2018–現職)
  103. バレット (2020–現職)
  104. K・ジャクソン (2022–現職)
*首席判事も務めた人物
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