スリランカの首相

スリランカの旗 スリランカ
民主社会主義共和国
首相
ශ්‍රී ලංකා අග්‍රාමාත්‍ය(シンハラ語)
இலங்கை பிரதமர்(タミル語)
現職者
ディネーシュ・グナワルダナ(第26代)
Dinesh Gunawardena

就任日 2022年7月22日
地位内閣の長
呼称閣下
所属機関
  • 内閣
  • 国家安全保障会議
  • 国会
庁舎首相官邸
所在地スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ
指名国会
任命大統領
ラニル・ウィクラマシンハ
任期5年
根拠法令スリランカ民主社会主義共和国憲法
前身英領セイロン首席書記官
初代就任ドン・スティーヴン・セーナーナーヤカ
創設1947年10月14日 (76年前) (1947-10-14)
ウェブサイトPrime Minister's Office

スリランカの首相(スリランカのしゅしょう、シンハラ語: ශ්‍රී ලංකා අග්‍රාමාත්‍ය, タミル語: இலங்கை பிரதமர்)は、スリランカ民主社会主義共和国内閣の機能的な長である。

概説

セイロン首相の職は、イギリスからの独立によってセイロン自治領が設立された1948年に設置された。スリランカが共和制に移行した1972年に職名はスリランカ首相となった。首相は、ウェストミンスター型政治システムにおいては政府の長であり、ゆえに当時最も力のある職であった。しかし、1978年憲法改正によって、議院内閣制からフランス型の執行大統領制に移行し、大統領国家元首および政府首班を兼ねる役職として設置された。

現在では、スリランカ首相は閣僚会議の長として大統領に任命される。大統領が任期中に死亡した場合は、後任を選出するため議会が招集されるか、新たな大統領を選出する選挙が行われるまで、首相が臨時大統領となる。このような事態としては、1993年ラナシンハ・プレマダーサ大統領が暗殺され、ディンギリ・バンダー・ウィジェートゥンガ首相が臨時大統領に就いた例がある。

大統領が首相を任命する一方で、首相の解任については大統領は権限を有していない(2015年の憲法改正で廃止)。実際に2018年マイトリーパーラ・シリセーナ大統領が対立するラニル・ウィクラマシンハ首相の解任を試みた際は、解任が憲法違反でないかが問われ、首相の再任へと至っている[1][2]

スリランカ首相の一覧

セイロン首相(1948年 - 1972年)

初代首相ドン・スティーヴン・セーナーナーヤカ
セイロン初代首相と内閣閣僚

スリランカ首相(1972年 - 現在)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “スリランカで憲政の危機、大統領が首相を解任 前大統領が新首相に”. AFPBB News. フランス通信社. (2018年10月27日). https://www.afpbb.com/articles/-/3194922 2018年10月27日閲覧。 
  2. ^ “ウィクラマシンハ氏、首相復帰=混乱1カ月半、正常化に期待-スリランカ”. 時事ドットコム. 時事通信社. (2018年12月16日). https://web.archive.org/web/20181217111218/https://www.jiji.com/jc/article?k=2018121600266&g=int 2018年12月16日閲覧。 
  3. ^ この間、ウィクラマシンハからラージャパクサへの首相交代の正当性を巡り両者が対立。双方が自身が正当な首相であると主張した。

関連項目

外部リンク

  • スリランカ国会 - 歴代首相 (英語)
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