セチプチリン

セチプチリン
IUPAC命名法による物質名
  • 2-methyl-2,3,4,9-tetrahydro-1H-dibenzo[3,4:6,7]cyclohepta[1,2-c]pyridine
臨床データ
法的規制
  • (Prescription only)
投与経路 経口
識別
CAS番号
57262-94-9 85650-57-3(マレイン酸塩)
ATCコード none
PubChem CID: 5205
KEGG D08511
化学的データ
化学式C19H19N
分子量261.36 g/mol
  • CN1CCC2=C(C1)C3=CC=CC=C3CC4=CC=CC=C24
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セチプチリン(setiptiline)は、四環系抗うつ薬の一種。日本では、商品名テシプール持田製薬より発売されている。うつ病・うつ状態の治療に使用される。

禁忌・注意

効能・効果

うつ病・うつ状態

種類

  • 錠剤:1mg(白色・素錠)


作用機序

ノルアドレナリン神経終末のアドレナリンα2受容体を遮断することでネガティブフィードバックを抑制して、ノルアドレナリンの神経終末からの遊離を亢進することで抗うつ作用を示すと考えられている。[1]また、ノルアドレナリンの再取り込みを阻害する作用も持つ。

[2]

脚注

  1. ^ 『新しい疾患薬理学』Katsunori Iwasaki, Shōgo Tokuyama, 岩崎克典., 徳山尚吾.、南江堂、Tōkyō、2018年、104頁。ISBN 978-4-524-40335-6。OCLC 1030482447。https://www.worldcat.org/oclc/1030482447 
  2. ^ 『図解 薬理学』Toshitaka Nabeshima, Kazuhide Inōe, 鍋島俊隆., 井上和秀.、南山堂、Tōkyō、2015年、196頁。ISBN 978-4-525-72061-2。OCLC 922307421。https://www.worldcat.org/oclc/922307421 
 
受容体拮抗薬 / 再取り込み阻害薬
セロトニン2受容体拮抗・再取り込み阻害薬 (SARIs)
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ノルアドレナリン・ドパミン脱抑制薬 (NDDIs)
 
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