タマル (創世記)

ユダとタマル(19世紀、オラース・ヴェルネ画)

タマルは、旧約聖書の『創世記』に登場する人物で、ユダの息子たちの妻。

人物

ユダの長男・エル(英語版)と結婚するが、死別。その後、ユダは次男・オナンに対し、タマルと結婚し兄の血筋を残すよう命じる。しかし、オナンはタマルと関係を持つたびに、子種を地に流した(膣外射精)ため、神により殺される。ユダは、タマルに、三男シェラ(英語版)が成人するまで未亡人として実家に留まるよう命じた。(『創世記』38章)

その後、タマルはシェラと再婚する見込みがないことが判明すると、身分と姿を娼婦に偽り、ユダと関係を持つ。この時、代価の支払いの保証として、ユダの印章と杖を預かった。タマルの姦淫を密告するものがあったが、相手がユダであることが証明され処罰を免れる。タマルはペレツとゼラという双生児を出産した。(『創世記』38章)

タマルとユダの姦淫は、芸術作品のモチーフとなっている。

関連項目

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