ツヤオオズアリ

ツヤオオズアリ
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ツヤオオズアリ(Pheidole megacephala)はアリの一種である。

最初に記載されたのは 1793 年で、 産地についてはアフリカ原産が有力となっている[1][2]

生態

ツヤオオズアリは昼夜を問わず巣外での活動をする。

女王は一ケ月に約 300 卵を産み、卵期は 13~32日、幼虫期は 23~29日、蛹期は 10~20日程度である。[3]

形態

兵アリの体長は3.5mm、働きアリの体長は2mmほどで、褐色や暗褐色をしている。兵アリは頭が他のアリに比べて大きいのが特徴。侵略性が強くIUCNの世界の侵略的外来種ワースト100にも選ばれている。[4]

分布

日本では奄美以南や小笠原諸島、日本本土にかけて分布し、鹿児島県などでは普通に見られ、東京都にも確認されている[5][6][7]。外国ではヨーロッパ南部、アジア地域からオーストラリア、太平洋諸島、南北アメリカの熱帯域などにかけて分布している。[3]

脚注

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  1. ^ “アシナガキアリ、ツヤオオズアリの取扱いについて(案)”. 2024年7月29日閲覧。
  2. ^ “アシナガキアリ、ツヤオオズアリに関するパブリックコメント”. 2024年7月28日閲覧。
  3. ^ a b “日本産アリ類生態情報一覧3(ツヤオオズアリ,アシナガキアリ)”. 2024年7月31日閲覧。
  4. ^ “ツヤオオズアリ防除マニュアル”. 2024年7月29日閲覧。
  5. ^ “鹿児島県本土に定着した外来性オオズアリ属の 2 種”. 2024年7月29日閲覧。
  6. ^ “鹿児島県指宿市の攪乱地に定着した外来アリ”. 2024年7月29日閲覧。
  7. ^ “アシナガキアリ、ツヤオオズアリに関するパブリックコメント”. 2024年7月28日閲覧。