『パエトンの墜落』英語: The Fall of Phaeton |
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作者 | ピーテル・パウル・ルーベンス |
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製作年 | 1604年-1605年 |
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種類 | 油彩、キャンバス |
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寸法 | 98.4 cm × 131.2 cm (38.7 in × 51.7 in) |
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所蔵 | ナショナル・ギャラリー、ワシントンD.C. |
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『パエトンの墜落[1]』(パエトンのついらく、英語: The Fall of Phaeton)とは、ピーテル・パウル・ルーベンスによる絵画である。ナショナル・ギャラリー (ワシントン) に所蔵されている。
その名のとおり、ギリシア神話のパエトーンが太陽神の戦車を暴走させたために、ゼウスの雷を受けて墜落する場面を描いている。ルーベンスは、ゼウスが投げた雷を描くことにより、暗さを維持させ、パエトーンと馬の顔をわかりやすくし、光のコントラストを調節した。人物の体の集合体も同じように暗い部分と明るい部分を分離し表情を目立たせている。また、楕円形の周囲に観る者の視点をうまく移動させるため、配置が工夫されている。
脚注
- ^ 『美術展ぴあ 2018秋冬-2019』ぴあ、8頁。
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宗教画 | - 『アダムとイヴ (ルーベンスの家)』 (1598-1600年)
- 『キリストの割礼』 (1605年)
- 『聖母子の画像を崇める聖グレゴリウスと諸聖人』(1606年-1607年)
- 『スザンナと長老たち』(1606年-1607年頃)
- 『聖ゲオルギウスと竜』(1606年-1608年)
- 『ヴァリチェッラの聖母』(1608年)
- 『東方三博士の礼拝 (プラド美術館)』(1609年)
- 『サムソンとデリラ』(1609年-1610年)
- 『キリスト昇架』(1610年-1611年)
- 『幼児虐殺』 (1611年頃)
- 『キリスト降架』(1611年-1614年)
- 『エジプトへの逃避』 (1614年)
- 『聖セバスティアヌス』 (1614年頃)
- 『聖母のエリザベト訪問』 (1611-1615年)
- 『ロコックス三連祭壇画』 (1613-1615年)
- 『ライオンの穴の中のダニエル』 (1615年)
- 『人間の堕落のあるエデンの園』 (1615年頃)
- 『皇帝テオドシウスと聖アンブロシウス』 (1615-1616年頃)
- 『ホロフェルネスの首を斬るユディト』(1616年頃)
- 『十字架降架』(1617-1618年頃)
- 『キリストの復活』(1616年頃)
- 『花輪の聖母子 (ルーヴル美術館)』(1616年-1617年)
- 『聖フランシスコ・ザビエルの奇蹟』(1616年、または1617年)
- 『最後の審判』(1617年)
- 『聖フベルトゥスの幻視』(1617年)
- 『東方三博士の礼拝 (リヨン美術館)』(1617年-1618年頃)
- 『花輪の聖母子 (プラド美術館)』(1617年-1620年)
- 『小さな最後の審判』(1621年)
- 『東方三博士の礼拝 (アントウェルペン)』(1624年-1625年)
- 『偶像崇拝に対する聖体の秘跡の勝利』(1625年頃)
- 『聖母被昇天』 (1625年-1626年)
- 『東方三博士の礼拝 (ルーヴル美術館)』(1626-1627年)
- 『アダムとイヴ (プラド美術館)』 (1628年-1629年)
- 『聖アンナのいる聖家族』 (1630年頃)
- 『最後の晩餐』 (1632年)
- 『聖イルデフォンソ祭壇画』 (1630-1632年)
- 『聖リヴィヌスの殉教』 (1633年頃)
- 『聖家族と聖フランチェスコ、聖アンナ、幼い洗礼者聖ヨハネ』(1630年代初頭、または中頃)
- 『泉のバテシバ』 (1635年頃)
- 『青銅の蛇』(1635年-1640年頃)
- 『聖チェチリア』(1639年-1640年頃)
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