パカラナ
パカラナ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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ペルーの個体 | ||||||||||||||||||||||||||||||
保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Dinomys branickii Peters, 1873 | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Pacarana |
パカラナ Dinomys branickii はテンジクネズミ亜目に属する齧歯類。本種のみでパカラナ属を形成する。
分布
コロンビア、ブラジル西部、ベネズエラ西部、ペルー、ボリビア西部
形態
体長47.5-51.3cm。尾長14.5-17.4cm。体重13kg。頭部は大型で、体長の25%を占める。全身は黒や暗褐色の粗い体毛で覆われ、体側面に白い斑点が左右に2列ずつ並ぶ。
指趾には頑丈な爪が生える。出産直後の幼獣は体重0.9kg。
生態
標高240-3,200mの渓谷や斜面に生息する。夜行性で、昼間は岩の割れ目や地面に空いた穴などで休む。危険を感じると素早く斜面や樹上、穴の中に逃げる。天敵としてオセロットやハナグマなどが挙げられる。
食性は植物食で、やわらかい植物の茎、葉、果実などを食べる。食物を前肢で掴んで採食を行う。
繁殖形態は胎生。妊娠期間は223-283日。1回に平均2.8頭の幼獣を産む。出産間隔は63日。授乳期間は21日。
人間との関係
パカラナは現地の言葉で「パカに似た、パカの偽者」の意。
食用やペット用の乱獲などにより生息数は減少している。
参考文献
- ^ Tirira, D., Vargas, J. & Dunnum, J. (2008). "Dinomys branickii". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2014.3. International Union for Conservation of Nature.
- 今泉吉典、松井孝爾監修 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、50、221頁。
- 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科5 小型草食獣』、平凡社、1986年、116、118-119、172頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ2 アマゾン』、講談社、2001年、49、129頁。
ウィキメディア・コモンズには、パカラナに関連するメディアがあります。
ウィキスピーシーズにパカラナに関する情報があります。
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