パコ・レオン (スペイン語 : Paco León , 1974年 10月4日 - )は、スペイン ・セビリア 出身の俳優 ・映画監督 ・映画プロデューサー 。本名はフランシスコ・レオン・バリオス(スペイン語 : Francisco León Barrios )。テレシンコ のコメディドラマ『Aída(英語版) 』のルイスマ役などで知られている[1] 。映画監督としては出演者から自然な演技を引き出すことに長けているとされ[2] 、その作風がかつてのペドロ・アルモドバル と比較されることもある[2] 。
経歴 女優のカルミナ・バリオス(英語版) が母親[1] 。1974年にアンダルシア地方 のセビリア (パルケ・アルコサ地区)に生まれた[1] 。
俳優 カナール・スール(英語版) で放送されたコメディドラマ『Mariquilla Ríe Perlas』や『Castillos en el Aire』でテレビ俳優デビューした。バラエティ番組『Cita a Ciegas』やゲーム番組『Triunfa en Casa』ではテレビ番組の司会を務めた。テレシンコ のコメディドラマ『Moncloa, ¿Dígame?』ではマリア(女性)役を務めた。2003年から2005年に放送されたアンテナ3 のコメディスケッチ『Homo Zapping』で真の名声を獲得した。2005年に製作されたアニメ映画『マダガスカル』ではスペイン語版の吹き替えを務めた[1] 。2005年から2014年にはテレシンコのコメディドラマ『Aída(英語版) 』の主演を務めて人気を博した[1] 。
映画監督 2016年のマイアミ映画祭でのレオン(右) 2012年には『Carmina o revienta』で映画監督デビュー。この作品は映画館での上映よりも、有料のインターネット配信やDVDの売り上げで大きな収益を記録した。2014年には続編となる『Carmina y amén』を監督し、マラガ・スペイン映画祭 のエロイ・デ・イグレシア賞などを受賞した。この作品では映画館で1日限定での無料上映を行っている。『Carmina o revienta』と『Carmina y amén』には実母の女優カルミナ・バリオス(英語版) が出演している[2] 。
2016年には監督第3作『KIKI~恋のトライ&エラー(スペイン語版) 』で監督・脚本・主演の三足の草鞋を履いた。ジョッシュ・ローソン(英語版) 監督によるオーストラリアのセックスコメディ『The Little Death』の翻案であり、さまざまな性的嗜好を持つ人物の物語である[2] 。2016年4月1日に公開されると、口コミなどで観客を増やし、5月24日には観客数100万人を突破した[3] 。前年の2015年にスペインで観客数100万人を記録した映画は5作品のみである[3] 。日本では2016年10月の第13回ラテンビート映画祭 で上映された[4] 。
人物 妹のマリア・レオン 母親は女優のカルミナ・バリオス(英語版) (1953-)[1] 。妹のマリア・レオン(英語版) (1984-)も女優である[1] 。脚本家・映像監督のアンナ・ロドリゲス・コスタ[1]と交際しており、2010年に生まれた娘がいる[5] [1] 。
バイセクシャル であることを公言している[5] 。Twitter のフォロワーが100万人に達したらヌード写真をツイートすると約束してメディアの注目を浴びた。2013年10月には実際にヌード写真をTwitterに投稿した[6] 。
フィルモグラフィー 出演作品 テレビ Castillos en el aire (カナール・スール(英語版) 、1999) Jet Lag (2000) Moncloa, digame (テレシンコ ・FDF) Homo Zapping (アンテナ3 、2003–2005) Siete vidas (テレシンコ 、2004・2005) Aída(英語版) (テレシンコ 、2005-2014) Planeta Finito (ラ・セクスタ 、2007) Ácaros (クアトロ(英語版) 、2007) 長編映画 Amar y Morir en Sevilla, Don Juan Tenorio (2001) Asalto informatico (2002) La vida mancha (2003) Recambios (2004) La Dama Boba (2006) Los mánagers (2006) Queens (2006) Mediterranean Food (2009) 『KIKI~恋のトライ&エラー(スペイン語版) 』 Kiki, el amor se hace (2016) 短編映画 La grieta Días rojos (2004) Con lengua (2006) Espagueti western (2007) : 声の出演 監督作品 Carmina o revienta (2012) Carmina y amén (2014) 『KIKI~恋のトライ&エラー(スペイン語版) 』 Kiki, el amor se hace (2016) 受章とノミネート 映画賞 ゴヤ賞 年 部門 作品 結果 2012 新人監督賞 Carmina o revienta ノミネート
フォトグラマス・デ・プラータ 年 部門 作品 結果 2011 演劇男優賞 The Hole 受賞 2009 テレビ男優賞 Aída ノミネート 2008 テレビ男優賞 Aída ノミネート 演劇俳優賞 ¿Estás ahí? ノミネート 2007 テレビ男優賞 Aída 受賞 2006 ノミネート 2005 受賞
スペイン俳優協会賞(スペイン語版) 年 部門 作品 結果 2005 テレビ主演男優賞 Aída 受賞
TP・デ・オロ(スペイン語版) 年 部門 作品 結果 2011 男優賞 Aída ノミネート 2010 受賞 2009 ノミネート 2008 ノミネート 2007 ノミネート 2006 ノミネート 2005 受賞
スペイン・テレビアカデミー賞(スペイン語版) 年 部門 作品 結果 2010 男優賞 Aída ノミネート 2008 受賞 2007 受賞 2005 受賞
オンダス賞(英語版) ヨーロッパ映画賞 年 部門 作品 結果 2014 コメディ作品賞 Carmina y amén ノミネート
フェロス賞 年 部門 作品 結果 2015 コメディ作品賞 Carmina y amén 受賞 監督賞 ノミネート
トゥリア賞(スペイン語版) 年 部門 作品 結果 2013 デビュー作品賞 Carmina o revienta 受賞
ザッピング賞 年 部門 作品 結果 2006 男優賞 Aída 受賞
映画祭 マラガ・スペイン映画祭 年 部門 作品 結果 2015 エロイ・デ・イグレシア賞 受賞 2014 脚本賞 Carmina y amén 受賞 2012 審査員特別賞 Carmina o revienta 受賞 観客賞 受賞
サンパウロ国際映画祭 年 部門 作品 結果 2014 作品賞 Carmina y amén ノミネート
ワルシャワ国際映画祭 年 部門 作品 結果 2014 作品賞 Carmina y amén ノミネート
トゥールーズ・スペイン映画祭(フランス語版) 年 部門 作品 結果 2014 観客賞 Carmina y amén 受賞
ナント・スペイン映画祭 年 部門 作品 結果 2014 ジュール・ベルヌ賞 Carmina y amén 受賞
脚注 ^ a b c d e f g h i j k Paco León インターネット・ムービー・データベース (IMDb) ^ a b c d “'Kiki, Love to Love' ('Kiki, El Amor Se Hace'): Film Review”. ハリウッド・リポーター (2016年7月4日). 2016年11月25日 閲覧。 ^ a b “El humor y el sexo de ‘Kiki, el amor se hace’ superan el millón de espectadores”. エル・パイス (2016年5月24日). 2016年11月25日 閲覧。 ^ KIKI 愛のトライ&エラー 映画.com ^ a b “Paco León habla abiertamente sobre su bisexualidad: "Cuando conocí a mi mujer yo tenía novio"” (Spanish). 20ミヌートス (2016年1月18日). 2016年2月8日 閲覧。 ^ “Paco Leon Tweets Nude Picture To Celebrate 1 Million Twitter Followers”. ハフィントン・ポスト (2013年10月2日). 2016年11月25日 閲覧。 外部リンク ウィキメディア・コモンズには、パコ・レオン に関連するカテゴリがあります。
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