フェイス・ノー・モア

フェイス・ノー・モア
Faith No More
オーストラリア・シドニー公演(2010年2月)
基本情報
別名 Sharp Young Men
Faith No Man
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州サンフランシスコ
ジャンル オルタナティヴ・ロック
オルタナティヴ・メタル
活動期間 1979年 - 1998年
2009年 - 現在
レーベル Mordam Records
スラッシュ・レコード
Reclamation!
イピキャック・レコーディングス
公式サイト FNM.com
メンバー ビリー・グールド
マイク・ボーディン
ロディ・ボッタム
マイク・パットン
ジョン・ハドソン
旧メンバー 以下を参照

フェイス・ノー・モア (Faith No More) は、アメリカ合衆国出身のオルタナティヴ・ロックバンド。

結成は1979年まで遡り、オルタナティヴ系の先駆けとして活動、1990年代に開花した。一度解散したが、2009年から11年ぶりに再始動。以降断続的に活動している。

略歴

  • 1979年、ビリー・グールド (ベース)、マイク・ボーディン (ドラム)らで、ロックバンド「Sharp Young Men」を結成。後に「Faith No Man」と改名する。
  • 1982年、ロディ・ボッタム (キーボード)が加入し、更に「フェイス・ノー・モア (Faith No More)」と改名してバンド名が固まる。
  • 1983年、ジム・マーティン (ギター)が加入。1984年にはボーカリストが、女性シンガーのコートニー・ラブから男性ボーカルのチャック・モズレーに交代。
  • 1989年、3rdアルバム『ザ・リアル・シング』をリリース。シングルカットされた「エピック (Epic)」が、ビルボードチャートでトップ10入りを果たす大ヒットとなる。「エピック」はゲーム「Saints Row: The Third」に使用されている。
  • 1992年、4thアルバム『エンジェル・ダスト』をリリース。
  • 1993年、ギタリストのジム・マーティンが解雇される。
  • 1994年、新ギタリストとしてミスター・バングルのトレイ・スプルアンスが加入、新アルバムのレコーディングにとりかかる。
  • 1995年、5thアルバム『キング・フォー・ア・デイ』をリリース。トレイ・スプルアンスが脱退し、新ギタリストとしてキーボード・ローディーのディーン・メンタが加入する。プロモーションのために大規模なワールドツアーに繰り出すものの、メンバーが期待したほど売り上げは伸びず。
  • 1996年、ディーン・メンタに代わってジョン・ハドソンが加入。
  • 1997年、6thアルバム『アルバム・オブ・ザ・イヤー』をリリース。
  • 1998年に解散した後、ベスト・アルバム『フー・ケアーズ・ア・ロット〜グレイテスト・ヒッツ』を発表。
ポルトガル・オデミラ公演 (2009年8月)
  • 2009年、解散前のラインナップで約10年ぶりに再結成を果たし[2]、『Download Festival 2009』に出演するなど、ライブ活動を展開。
  • 2011年12月のチリ公演を最後に一旦活動停止[3]2013年から再び活動を再開した。
  • 2015年に18年ぶりとなる7thアルバム『ソル・インヴィクタス』を発表[4]
  • 2017年、アルバムデビュー当時の旧メンバー、チャック・モズレー(ボーカル)が死去[5]

サウンド・スタイル

キーボードを主体としたHR/HMを基本としながらも、ファンクラップ・ソウル・プログレなど、様々な要素を内包したサウンドを展開している。1990年代以降の、オルタナティヴ・ロックといった用語が確立されるまで、ジャンルの分類が困難な面もあった。1988年マイク・パットンが加入してからは更に音楽性の幅を広げ、ファンクメタルからカントリー・バラードまでこなす。

メンバー

現ラインナップ

  • マイク・パットン - Mike Patton (1968年1月27日 - )(ボーカル) (1988年-1998年、2009年- )
  • ジョン・ハドソン - Jon Hudson (1968年4月13日 - )(ギター) (1996年-1998年、2009年- )
  • ビリー・グールド - Billy Gould (1963年4月24日 - )(ベース)リーダー (1979年-1998年、2009年- )
  • マイク・ボーディン - Mike "Puff" Bordin (1962年11月27日 - )(ドラム) (1979年-1998年、2009年- )
  • ロディ・ボッタム - Roddy Bottum (1963年7月1日 - )(キーボード) (1982年-1998年、2009年- )
  • マイク・パットン(Vo) 2010年
    マイク・パットン(Vo) 2010年
  • ジョン・ハドソン(G) 2010年
    ジョン・ハドソン(G) 2010年
  • ビリー・グールド(B) 2009年
    ビリー・グールド(B) 2009年
  • マイク・ボーディン(Ds) 2009年
    マイク・ボーディン(Ds) 2009年
  • ロディ・ボッタム(Key) 2009年
    ロディ・ボッタム(Key) 2009年

旧メンバー

  • マイク・モリス - Mike Morris (ボーカル、ギター) (1979年-1982年)
  • Wade Warthington (キーボード) (1979年-1981年)
  • コートニー・ラブ - Courtney Love (1964年7月9日 - )(ボーカル) (1982年-1984年)
  • マーク・ボウエン - Mark Bawen (ギター) (1983年)
  • チャック・モズレー - Chuck Mosley (ボーカル) (1984年-1988年) 2017年死去
  • ジム・マーティン - "Big" Jim Martin (1961年7月21日 - )(ギター) (1983年-1993年)
  • トレイ・スプルーアンス - Trey Spruance (ギター) (1993年-1995年)
  • ディーン・メンタ - Dean Menta (ギター) (1995年-1996年)

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • ウィー・ケア・ア・ロット』 - We Care a Lot (1985年)
  • イントロデュース・ユアセルフ』 - Introduce Yourself (1987年)
  • 『ザ・リアル・シング』 - The Real Thing (1989年)
  • 『エンジェル・ダスト』 - Angel Dust (1992年)
  • 『キング・フォー・ア・デイ』 - King for a Day... Fool for a Lifetime (1995年)
  • 『アルバム・オブ・ザ・イヤー』 - Album of the Year (1997年)
  • 『ソル・インヴィクタス』 - Sol Invictus (2015年)

ライブ・アルバム

  • 『ライヴ・アット・ザ・ブリクストン・アカデミー』 - Live at the Brixton Academy (1990年)

コンピレーション・アルバム

  • 『フー・ケアーズ・ア・ロット〜グレイテスト・ヒッツ』 - Who Cares a Lot? (1998年)
  • Very Best Definitive Ultimate Greatest Hits Collection (2009年)

日本公演

脚注

  1. ^ Prato, Greg. “Introduce Yourself - Faith No More”. AllMusic. 2018年11月14日閲覧。
  2. ^ 革新的90年代バンド、フェイス・ノー・モア復活秘話 - RollingStone
  3. ^ フェイス・ノー・モアが12月のチリ公演を最後に再び解散 - RO69
  4. ^ フェイス・ノー・モア 18年ぶりの新アルバムは2015年4月 - amass
  5. ^ 元フェイス・ノー・モアのシンガー、チャック・モズレー、死去 BARKS 2017.11.11
  6. ^ フェイス・ノー・モア「リユニオンはもう過去のこと、未来に興奮している」 - BARKS

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
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