フニテル

Val Thorensにあるフニテル(フランスサヴォワ県
日本におけるフニテルの例(箱根ロープウェイ

フニテル(Funitel)とは索道の一種で、二本の支曳索(ロープ)を片側二条になるよう敷設した複式単線(DLM:Double Loop Mono-cable)方式のうち、支曳索の間隔がゴンドラの幅よりも広いものの愛称である。

概要

複式単線自動循環式と複式単線交走式とがあり、主に前者が従来のロープウェイゴンドラリフトに代わり、1990年代以降世界中の観光地に普及している[1]。 フニテルはフランス語Funiculaire(鋼索鉄道)とTeleferiqueあるいはTelepherique(架空索道)との造語である。 搬器は約30人分の乗客収容スペースを持ち、3Sロープウェイで使用されるものと共通となっている[2][注 1]

駅舎内部の構造
フニテル全体の構造図

沿革

脚注

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注釈

  1. ^ フニテル方式の谷川岳ロープウェイと3Sロープウェイ方式のザイルバーン・コブレンツは共にスイスCWA製のZETA型搬器を使用している。

出典

  1. ^ “ゴンドラ”. 日本ケーブル. 2016年4月16日閲覧。
  2. ^ “Koblenz”. CWA Constructions SA. 2020年4月4日閲覧。
  3. ^ “箱根ロープウェイをもっと知ろう!”. 箱根ロープウェイ. 2016年4月16日閲覧。
  4. ^ “箱根ロープウェイのココがすごい!”. 箱根ロープウェイ. 2016年4月16日閲覧。
  5. ^ “ロープウェイにも技術革新 箱根のフニテル”. 2016年4月16日閲覧。
  6. ^ “施設案内”. 蔵王ロープウェイ. 2016年4月16日閲覧。
  7. ^ “フニテルの概要”. 谷川岳ロープウェイ. 2016年4月16日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 索道観察日記 「複式単線自動循環式」の記事
  • 地下よりも空が最適?都市型ロープウェーに注目だ


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