ブリリアントブラックBN

ブリリアントブラックBN

Tetrasodium (6Z)-4-acetamido-5-oxo-6-[[7-sulfonato-4-(4-sulfonatophenyl)azo-1-naphthyl]hydrazono]naphthalene-1,7-disulfonate

別称
C.I. Food Black 1; 1743 Black; Black PN; Blue Black BN; Brilliant Acid Black; C.I. 28440; Certicol Black PNW; Cilefa Black B; E 151; Edicol Supra Black BN; Hexacol Black PN; L Black 8000; Melan Black; Xylene Black F
識別情報
CAS登録番号 2519-30-4 チェック
PubChem 5359750
E番号 E151 (着色料)
  • CC(=O)NC1=C2C(=C(C=C1)S(=O)(=O)[O-])C=C(C(=NNC3=C4C=C(C=CC4=C(C=C3)N=NC5=CC=C(C=C5)S(=O)(=O)[O-])S(=O)(=O)[O-])C2=O)S(=O)(=O)[O-].[Na+].[Na+].[Na+].[Na+]
特性
化学式 C28H17N5Na4O14S4
モル質量 867.68 g/mol
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ブリリアントブラックBN(Brilliant Black BN)は、黒色の合成ジアゾ染料である。水に可溶である。通常、四ナトリウム塩として用いられ、細かい粉末か顆粒状である。カルシウム塩やカリウム塩もある。

食品添加物として用いられる時のE番号は、E151である。デザート、スイーツ、アイスクリーム、マスタード、赤色のジャム、ソフトドリンク、乳飲料、魚肉練り製品ランプフィッシュキャビアやその他の食品に用いられる[1]

特にアスピリン不耐症の患者に、アレルギーや不耐症の症状が出る。またヒスタミンを放出させ、気管支喘息の症状を悪化させる。

この物質は、注意欠陥・多動性障害の子供には、摂取が薦められない着色料の1つである。アメリカ合衆国、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、スウェーデン、オーストリア、スイス、日本、フィンランドでは使用が禁止されているが、EUでは承認されている。ノルウェーでは2001年まで禁止されていたが、他国との貿易のために解禁された。

出典

  1. ^ Brilliant Black PN concentration limits