プライド・フラッグ

ロンドンレドンホール・マーケットに掲げられた、さまざまなプライド・フラッグ
LGBTのシンボル
      
フラッグ
  • レインボー
  • レズビアン(英語版)
  • バイセクシュアル(英語版)
  • トランスジェンダー
  • 全性愛(英語版)
  • アセクシュアル(英語版)
  • インターセックス
  • 南アフリカのゲイ・プライド・フラッグ(英語版)
  • ベアー(英語版)
  • レザー(英語版)
その他のシンボル

プライド・フラッグ英語: pride flag)は、通常、LGBTコミュニティのあるセグメントまたは一部を表現するための旗を指す。ここで言うプライドとは、この場合、ゲイ・プライドを意味する。レインボー・フラッグは最も広く使われているLGBTの旗であり、LGBTのシンボルとなっている[要出典]。コミュニティ内の特定の共通の関心を持ったグループ(たとえば、レザーサブカルチャーなど)への注意を集中するために、レインボー・フラッグの派生としてさまざまな旗が使われている。ポリアモリー・フラッグなど、LGBTの問題だけに限定したものではないプライド・フラッグも存在する。LGBTフラッグクィア・フラッグという用語は、しばしば交換可能な同じ意味で使われる[1]

有名な例

レインボー・フラッグ
レズビアンゲイバイセクシュアルトランスジェンダーを含むクィア・コミュニティのすべての側面を表している。
トランスジェンダー・フラッグ
トランスジェンダーのプライド、多様性、人権、追悼などを表すために、トランスジェンダーやノンバイナリーの人々、そのコミュニティなどにより使われている。
バイセクシュアル・プライド・フラッグ(英語版)
バイセクシュアルの人々とそのコミュニティを表している。
レズビアン・フラッグ(英語版)
レズビアンの人々とそのコミュニティを表している。
パンセクシュアル・フラッグ(英語版)
パンセクシュアルの人々とそのコミュニティを表している。
ノンバイナリー・フラッグ(英語版)
ジェンダー・バイナリーの外にあるアイデンティティを表している。トランスジェンダー・フラッグが使用されることもある。
アロマンティック・フラッグ(英語版)
アロマンティックの人々とそのコミュニティを表している。
アセクシュアル・フラッグ(英語版)
アセクシュアルの人々とそのコミュニティを表している。
インターセックス・フラッグ
インターセックスの人々やコミュニティを表している。
ベアー・フラッグ(英語版)
ベアー・サブカルチャーを表している。
南アフリカのゲイ・プライド・フラッグ(英語版)
南アフリカのLGBTコミュニティを表している。
レザー・プライド・フラッグ(英語版)
レザー・サブカルチャー(ときにはある程度BDSMコミュニティ)を表している。

ギャラリー

LGBTプライド・フラッグ

以下のLGBTの旗は、LGBT運動全体を表したり、異なるセクシュアリティ、ジェンダー・アイデンティティ、ロマンティック・オリエンテーション、性などを表している。

サブカルチャー・フラッグ

 

地理に基づいたフラッグ

 

プライド・フラッグの絵文字

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
🏳️‍🌈 U+1F3F3 U+FE0F U+200D U+1F308 - ��️‍��
��️‍��
RAINBOW FLAG
🏳️‍⚧️ U+1F3F3 U+FE0F U+200D U+26A7 U+FE0F - ��️‍⚧️
��️‍⚧️
TRANSGENDER FLAG

2022年現在ではレインボー・フラッグおよびトランスジェンダー・フラッグの二つが絵文字化されており、コンピュータ上での文字表示やインターネット上でのやりとりで利用可能である[8]

レインボー・フラッグの絵文字(🏳️‍🌈)は2016年に登場したEmoji 4.0から利用可能となっている[9]

トランスジェンダー・フラッグの絵文字(🏳️‍⚧️)は2017年から関連団体が毎年提案を行ってきたが[注釈 1]Unicodeは当初「絵文字が利用されるという十分な根拠がない」などといった理由で提案を却下し続けた[10]。しかし、最終的にはGoogleマイクロソフトの後押しもあって提案が認められ[11]2020年に登場したEmoji 13.0から利用可能となった[12]

その他にはバイセクシュアル・プライド・フラッグの絵文字が2020年に提案されたが却下され、2022年現在も採用には至っていない[13]

関連項目

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 絵文字を含むUnicode収録文字は一般からの提案を受け、Unicodeが審査を行って次期バージョンに収録されるかどうかを決定する。近年はUnicodeは年1回の間隔で新バージョンを公表している。

出典

  1. ^ Sobel (2018年6月13日). “The Complete Guide to Queer Pride Flags”. The Advocate. 2019年1月6日閲覧。
  2. ^ Paul Murphy-Kasp (2019年7月6日). “Pride in London: What do all the flags mean?”. BBC. 2019年7月6日閲覧。
  3. ^ a b Kasandra Brabaw (2019年6月19日). “A Complete Guide To All The LGBTQ+ Flags & What They Mean”. Refinery29. 2019年7月7日閲覧。
  4. ^ “Queer Community Flags”. Queer Events (2018年9月14日). 2019年6月4日閲覧。
  5. ^ “Philly's Pride Flag to Get Two New Stripes: Black and Brown”. Philadelphia (2017年6月8日). 2019年5月26日閲覧。
  6. ^ “Coming out is risky business”. Independent Online (2011年1月31日). 2019年7月4日閲覧。
  7. ^ “God save the queers”. PinkNews (2006年7月21日). 2006年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月23日閲覧。
  8. ^ “Full Emoji List, v14.0#Flags”. Unicode. 2022年5月15日閲覧。
  9. ^ “🏳️‍🌈 Rainbow Flag Emoji”. Emojipedia. 2022年5月15日閲覧。
  10. ^ “Unicode finally responds to lack of a trans pride flag emoji”. Fast Company. 2022年5月15日閲覧。
  11. ^ “2020’s new emoji include the transgender flag and more gender-inclusive options”. The Verge. 2022年5月15日閲覧。
  12. ^ “🏳️‍⚧️ Transgender Flag Emoji”. Emojipedia. 2022年5月15日閲覧。
  13. ^ “We probably won't get a bisexual pride flag emoji anytime soon. Here's why.”. Mashable. 2022年5月15日閲覧。