マイ・ニューヨーク・ダイアリー
マイ・ニューヨーク・ダイアリー | |
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My Salinger Year | |
監督 | フィリップ・ファラルドー |
脚本 | フィリップ・ファラルドー |
原作 | ジョアンナ・ラコフ 『サリンジャーと過ごした日々』(柏書房) |
製作 | リュック・デリー(英語版) キム・マクロー(英語版) |
製作総指揮 | フィリップ・ファラルドー ジョアンナ・ラコフ ナイマ・アベド フサイン・アマルシ エミール・ジョルジュ セリーヌ・ハダド メアリー・ジェーン・スカルスキー |
出演者 | マーガレット・クアリー シガニー・ウィーヴァー ダグラス・ブース コルム・フィオール |
音楽 | マーティン・レオン |
撮影 | サラ・ミシャラ(英語版) |
編集 | メアリー・フィンレイ |
製作会社 | micro_scope パラレル・フィルム・プロダクションズ |
配給 | モングレル・メディア(英語版) ビターズ・エンド |
公開 | 2021年3月5日 2022年5月6日 |
上映時間 | 101分[1] |
製作国 | アイルランド カナダ |
言語 | 英語 |
興行収入 | $968,849[2] |
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『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』(My Salinger Year)は2020年のアイルランド・カナダのドラマ映画。監督はフィリップ・ファラルドー、出演はマーガレット・クアリーとシガニー・ウィーヴァーなど。1990年代のニューヨークで老舗の出版エージェンシーに就職し、伝説的隠遁作家J・D・サリンジャーと彼のファンを結ぶ窓口係となった作家志望の女性を描いた青春奮闘記で[3]、ジョアンナ・ラコフが2014年に上梓した自叙伝『サリンジャーと過ごした日々』を原作としている。
ストーリー
1995年、作家になることを夢見る若い女性、ジョアンナはニューヨークに移住することになった。ジョアンナは同地で最も歴史のある出版エージェンシーに職を得て、J・D・サリンジャーの代理人を務めることになった。しかし、ジョアンナはサリンジャーの著作を1冊も読んだことがなかったため、特に感慨を覚えるようなこともなかった。隠遁生活を送るサリンジャーと接する機会はなく、ジョアンナの仕事は専らサリンジャーに送られてくる膨大な量のファンレターに返信することだった。会社からは「サリンジャーはファンレターを読みませんので悪しからず」とだけ返信するように命じられていたが、ジョアンナは幾人かの熱心なファンに対して丁寧な返信を出していた。そんなある日、誰もが想定していなかった出来事が起きた。サリンジャーが『ハプワース16、一九二四』を単行本として世に出す意欲を見せ、出版社に仲介してくれるようジョアンナに依頼してきたのである。
本作はジョアンナがサリンジャーとその言葉に触発され、自己を確立していく姿を描き出す。
キャスト
※括弧内は日本語吹替版の担当キャスト
- ジョアンナ: マーガレット・クアリー(竹内恵美子)
- マーガレット: シガニー・ウィーヴァー(幸田直子)
- ドン: ダグラス・ブース(森田了介)
- ダニエル: コルム・フィオール(山中誠也)
- ジェニー: ショーナ・カースレイク(英語版)
- ヒュー: ブライアン・F・オバーン(英語版)(喜多田悠)
- リサ: シャオ・スン
- 少年: テオドール・ペルラン(英語版)
- マックス: ヤニック・トゥルースデール(英語版)
- カール: ハムザ・ハク(英語版)
- パム: レニー・パーカー(英語版)
- J・D・サリンジャー: ティム・ポスト
製作
2019年2月8日、マーガレット・クアリーとシガニー・ウィーヴァーがフィリップ・ファラルドー監督の新作映画に出演することになったと報じられた[4]。5月23日、本作の主要撮影が始まった[5]。
公開・マーケティング
2020年2月20日、本作は第70回ベルリン国際映画祭(英語版)でオープニング作品としてプレミア上映された[6]。5月19日、IFCフィルムズ(英語版)が本作の全米配給権を獲得したとの報道があった[7]。10月2日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[8]。
評価
本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには85件のレビューがあり、批評家支持率は71%、平均点は10点満点で6.3点となっている[9]。また、Metacriticには18件のレビューがあり、加重平均値は50/100となっている[10]。
出典
- ^ “マイ・ニューヨーク・ダイアリー”. 映画.com. 2022年1月15日閲覧。
- ^ “My Salinger Year” (英語). The Numbers. 2022年1月15日閲覧。
- ^ “マイ・ニューヨーク・ダイアリー”. WOWOW. 2022年11月28日閲覧。
- ^ Keslassy, Elsa (2019年2月8日). “Sigourney Weaver, Margaret Qualley to Star in ‘My Salinger Year’ (EXCLUSIVE)” (英語). Variety. https://variety.com/2019/film/news/sigourney-weaver-margaret-qualley-philippe-falardeau-my-salinger-year-1203132569/ 2021年1月30日閲覧。
- ^ Keslassy, Elsa (2019年5月16日). “Sigourney Weaver-Starrer ‘My Salinger Year’ Pre-Sells to Major Territories for Memento (EXCLUSIVE)” (英語). Variety. https://variety.com/2019/film/global/sigourney-weaver-margaret-qualley-my-salinger-year-memento-1203217191/ 2021年1月30日閲覧。
- ^ Roxborough, Scott (2020年1月24日). “'My Salinger Year' to Open Berlin Film Festival” (英語). The Hollywood Reporter. https://www.hollywoodreporter.com/news/my-salinger-year-open-berlin-film-festival-1272597 2021年1月30日閲覧。
- ^ McNary, Dave (2020年5月19日). “Sigourney Weaver and Margaret Qualley Drama ‘My Salinger Year’ Sold to IFC Films (EXCLUSIVE)” (英語). Variety. https://variety.com/2020/film/news/sigourney-weaver-margaret-qualley-drama-my-salinger-year-ifc-1234610435/ 2021年1月30日閲覧。
- ^ “MY SALINGER YEAR Trailer HD Mongrel Media” (英語). YouTube. Mongrel Media (2020年10月2日). 2021年1月30日閲覧。
- ^ "My Salinger Year". Rotten Tomatoes (英語). 2022年1月15日閲覧。
- ^ "My Salinger Year" (英語). Metacritic. 2022年1月15日閲覧。
外部リンク
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短編集 | ナイン・ストーリーズ |
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未収録中編 | |
関連項目 | ホールデン・コールフィールド - グラース家 - ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー - ライ麦畑で出会ったら - マイ・ニューヨーク・ダイアリー |
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