マハーラーシュトラ州
マハーラーシュトラ州 Maharashtra महाराष्ट्र | ||
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基礎情報 | ||
国 | インド | |
行政区 | マハーラーシュトラ州 (Maharashtra、महाराष्ट्र) | |
州都 | ムンバイ (Mumbai、मुम्बई) | |
面積 | 307,713 km² | |
人口 | (2011年) | |
- 合計 | 112,374,333 人 | |
- 人口密度 | 314.42 人/km2 | |
時間帯 | インド標準時(IST)UTC+5:30 | |
公用語 | マラーティー語 | |
創立 | 1960年5月1日 | |
州知事 | ラメシュ・バイス(英語版) (Ramesh Bais) | |
州首相 | エクナット・シンド(英語版) (Eknath Shinde) | |
立法機関(議席数) | 二院制(289+78) | |
略称(ISO) | IN-MH | |
州政府公式ウェブサイト | http://www.maharashtra.gov.in |
マハーラーシュトラ州(マハーラーシュトラしゅう、Maharashtra、महाराष्ट्र、「偉大な国」の意)は、西インドに位置するインドの州のひとつ。人口は約1億1,237万人。州の公用語はマラーティー語。州都はムンバイ(Mumbai、ボンベイ)。
ムンバイはインドの経済と芸能の中心で、政治の中心であるデリーと国としての機能をわけている。
地理
南にゴア州とカルナータカ州、東南にアーンドラ・プラデーシュ州、北にグジャラート州とマディヤ・プラデーシュ州、東にチャッティースガル州、西にアラビア海がある。
歴史
ヒンドゥー教徒の英雄チャトラパティ・シヴァージーやバージー・ラーオ、独立運動家のマハーデーヴ・ゴーヴィンド・ラーナデーやロークマンニャ・ティラクなどの人物を輩出した。
2008年11月、州都のムンバイでムンバイ同時多発テロが発生した。
2021年7月、州内で集中豪雨が発生。ムンバイの南方の地域では地すべり性崩壊も発生した。州内の死者・行方不明者が200人を超え、約23万人が避難を余儀なくされた[1]。2023年7月にも州内で集中豪雨があり、地すべりにより死者・行方不明者100人以上の被害が出ている[2]。
行政区分
35県からなり、6つの郡(アムラバティ郡、アウランガーバード郡、コンカン郡、ナーグプル郡、ナーシク郡、プネー郡)に大別される。
- アフマドナガル県(英語版) (Ahmednagar District)
- アコーラー県(英語版) (Akola District)
- アムラーワティー県(英語版) (Amravati District)
- アウランガーバード県(英語版) (Aurangabad District)
- バンダーラー県(英語版) (Bhandara District)
- ビード県(英語版) (Beed District)
- ブルダーナー県(英語版) (Buldhana District)
- チャンドラプル県(英語版) (Chandrapur District)
- ドゥレー県(英語版) (Dhule District)
- ガドチローリー県(英語版) (Gadchiroli District)
- ゴーンディヤー県(英語版) (Gondia District)
- ヒンゴーリー県(英語版) (Hingoli District)
- ジャルガーオン県(英語版) (Jalgaon District)
- ジャールナー県(英語版) (Jalna District)
- コールハープル県(英語版) (Kolhapur District)
- ラートゥール県(英語版) (Latur District)
- ムンバイ市街県(英語版) (Mumbai City District)
- ムンバイ郊外県(英語版) (Mumbai Suburban District)
- ナーグプル県(英語版) (Nagpur District)
- ナーンデード県(英語版) (Nanded District)
- ナンドゥルバール県(英語版) (Nandurbar District)
- ナーシク県(英語版) (Nashik District)
- ウスマーナーバード県 (Osmanabad District)
- パルバニー県(英語版) (Parbhani District)
- プネー県(英語版) (Pune District)
- ラーイガル県(英語版) (Raigarh District)
- ラトナーギリー県(英語版) (Ratnagiri District)
- サーングリー県(英語版) (Sangli District)
- サーターラー県(英語版) (Satara District)
- スィンドゥドゥルグ県(英語版) (Sindhudurg District)
- ソーラープル県(英語版) (Solapur District)
- ターネー県(英語版) (Thane District)
- ワルダー県(英語版) (Wardha District)
- ワーシム県(英語版) (Washim District)
- ヤヴァトマール県(英語版) (Yavatmal District)
主要都市
- ムンバイ(Mumbai) - 旧名ボンベイ
- プネー(Pune)
- アウランガーバード(Aurangabad)
- ナーグプル(Nagpur)
- コールハープル(Kolhapur)
- ナーラーヤンガーオン(Narayangaon)など。
住民
民族
マラーティー人など。
言語
言語はマラーティー語である。マラーティー語はヒンディ語とよく似ており、多少の疎通が可能である。 また、英語も広く通じる。
宗教
ヒンドゥー教徒、スンナ派、ジャイナ教(en:Jainism in Maharashtra)、キリスト教(en:East Indians、en:Marathi Christians)、シク教、仏教(新仏教運動)、ゾロアスター教(パールシー、en:Irani (India))、ユダヤ教(ベネ・イスラエル)。
経済
マハーラーシュトラ州はインドで最も経済発展が進んだ州のひとつである。強力に工業化された経済、国内最大の電力生産・消費高を誇る。
世界最大の規模にあるインド映画産業のうち、北インドを中心に各地で上映されているヒンディー語の娯楽映画の業界は一般的にボリウッドと呼ばれ、その中心がマハーラーシュトラ州の州都ムンバイーにある巨大な映画撮影所(フィルム・シティ)だとされている。
2021-22年のGDPは31兆ルピー(4306億ドル)であり、インドで1位である。ムンバイは金融都市として、プネは教育都市として発展している。
政府の統計によれば、2019年10月から2022年6月までの間の外国直接投資(FDI)の額は444億ドルであり、インド全体のFDIの28%を占める[3]。
石油
ムンバイの160km沖合でインド最大のボンベイハイ油田(英語版)(マラーティー語: बॉम्बे हाय - 英語: Bombay High、ムンバイハイ油田)が1974年から生産している。
核開発
ムンバイのトロンベイ(英語版)(Trombay)地区にあるバーバ原子核研究センター(カンナダ語版、英語版)(Bhabha Atomic Research Center, BARC)はインドの核開発の中枢を担う(インドの核実験 (1974年)、インドの核実験 (1998年))。
農業
農業は、州内の基幹産業の一つであるが、干ばつや不十分なインフラ、農作物の価格低迷により農民は苦しい経営を強いられている。2018年には、不作による収入減を苦にして数か月に600人以上の農民が自殺する事態となり、国の人監視機関は州と中央政府に調査と対応を勧告する事態となっている[4]。
交通
- ムンバイ:チャトラパティ・シヴァージー国際空港(Chhatrapati Shivaji International Airport)
出身著名人
- サチン・テンドルカール(クリケット選手)
- ラタ・マンゲシュカル(歌手)
- アシャ・ボスレ(歌手)
- マードゥリー・ディークシト(映画女優)
- イーシャー・コーピカル(映画女優)
- ウルミラー・マートーンドカル(映画女優)
- プラニク・ヨゲンドラ(インド系日本人の政治家。江戸川区議会議員)
- アジェイ・バンガ(インド系アメリカ人の実業家)
脚注
出典
関連項目
- シヴ・セーナー
- マラーティー至上主義(英語版)
外部リンク
- マハーラーシュトラ州政府の公式サイト (英語)
- マハーラーシュトラ州に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- ウィキボヤージュには、マハーラーシュトラ州(英語)に関する旅行情報があります。
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州 | |
連邦直轄領 |
座標: 北緯18度58分12秒 東経72度49分12秒 / 北緯18.97度 東経72.820度 / 18.97; 72.820