ミカエラ・オーリン＝コツリンスキー

ミカエラ・オーリン＝コツリンスキー　(2015年)

ミカエラ・オーリン＝コツリンスキー（Mikaela Åhlin-Kottulinsky, 1992年11月13日 ‐ ）は、スウェーデンの女性レーシングドライバー。同国のカールスタード出身。祖父はダカールラリー1980年チャンピオンのフレディ・コツリンスキー[1]。

経歴

12歳のときにカートレースを始め、2012年からフォルクスワーゲン・シロッコカップやポルシェ・カレラカップスカンジナビア等のツーリングカーレースに参戦。シロッコカップでは、2014年に初優勝を遂げている。

その後もアウディ・スポーツTTカップに参戦し、2017年からスカンジナビアツーリングカー選手権にアウディより参戦[2]。この年には参戦初年度だったこともあって苦戦を強いられものの、翌2018年にはセアトへ移籍してカールスコーガでの第2レースで初優勝を飾り、最終ランキング10位となった。2019年度にも開幕戦で優勝したほか、2位1回、3位を4回獲得。ランキング6位となっており、セアト勢ではチャンピオンを獲得したロバート・ダールグレンに次ぐ好成績を収めた。2020年にも引き続きセアトからエントリーしたが、9位で未勝利に終わり、セアトチームもフォルクスワーゲンから参戦したロバート・ハフに破れ、タイトル防衛はならなかった。翌2021年シーズンは2勝を挙げた他、2位7回、3位2回を記録してダールグレンに次ぐシリーズ2位を獲得した。2022年は、前年から参戦を始めたエクストリームEに絞って参戦。現在ランキングトップを維持している。

スカンジナビアツーリングカー選手権

年 チーム 使用車両 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 順位 ポイント
2017年 PWRレーシング ジュニアチーム アウディ・RS3 LMS TCR KNU
1
Ret 		KNU
2
Ret 		KNU
3
12 		ALA
1 		ALA
2 		ALA
3 		SOL
1
Ret 		SOL
2
8 		SOL
3
11 		FAL
1
9 		FAL
2
11 		FAL
3
15 		KAR
1
Ret 		KAR
2
12 		KAR
3
15 		AND
1
Ret 		AND
2
15 		AND
3
15 		MAN
1 		MAN
2 		MAN
3 		20位 6
2018年 セアト・ディーラーチーム PWRレーシング キュプラ・レオン TCR KNU
1
11 		KNU
2
18 		AND
1
8 		AND
2
7 		FAL
1
12 		FAL
2
9 		KAR
1
Ret 		KAR
2
1 		RUD
1
15 		RUD
2
16 		MAN
1
9 		MAN
2
12 		10位 39
2019年 PWRレーシング セアト・ディーラーチーム KNU
1
1 		KNU
2
Ret 		AND
1
5 		AND
2
10 		SKE
1
4 		SKE
2
2 		FAL
1
3 		FAL
2
7 		KAR
1
4 		KAR
2
3 		JYL
1
6 		JYL
2
5 		MAN
1
6 		MAN
2
3 		6位 167
2020年 キュプラ・レオン コンピティション TCR KAR
1
Ret 		KAR
2
4 		KAR
3
10 		SKE
1
8 		SKE
2
10 		SKE
3
Ret 		MAN
1
3 		MAN
2
7 		MAN
3
3 		KNU
1
5 		KNU
2
4 		KNU
3
Ret 		9位 79
2021年 LJU
1
2 		LJU
2
3 		LJU
3
Ret 		SKE
1
5 		SKE
2
2 		SKE
3
6 		KAR
1
2 		KAR
2
2 		KAR
3
3 		AND
1
2 		AND
2
2 		AND
3
9 		MAN
1
6 		MAN
2
5 		MAN
3
1 		KNU
1
1 		KNU
2
2 		KNU
3
9 		2位 259

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “Mikaela Åhlin-Kottulinsky | Racing career profile | Driver Database”. www.driverdb.com. 2020年5月20日閲覧。
  2. ^ “STCC：PWRレーシングに24歳女性ドライバー、コチュリンスキーが加入 | 海外レース他 | autosport web”. AUTO SPORT web (2017年3月17日). 2020年5月20日閲覧。