ラッセル・スクウェア
ラッセル・スクウェア(英: Russell Square)はイギリスのロンドン市中心部、カムデン区ブルームズベリーにあるロンドンで二番目に大きなスクウェア(正方形の広場)[1]。広場周辺の地区もラッセル・スクウェアと呼ばれることもある。周囲にはロンドン大学関連の施設が多く、夏には学生で賑わう。ロンドン地下鉄の最寄り駅はラッセル・スクウェア駅。
概要
1800年に法律によって建設が決まり、1801年から1805年までの建設期間を経て、ラッセル・スクウェアは完成した。「ラッセル・スクウェア」という名称は土地を提供したベッドフォード公爵家の姓に由来する。ラッセル・スクウェアは1800年以前は、近隣のサウサンプトン・ローにちなんで「サウサンプトン・フィールド」や「ロング・フィールズ」と呼ばれていた。ラッセル・スクウェアは第二次世界大戦時に大きく破壊されたが、戦後再開発された。2005年7月7日に発生したロンドン同時爆破事件は広場近くで起こったため、慰霊碑が広場内に設置された。2016年8月3日深夜、ナイフを持った男が人を刺し、1人が死亡、5人がけがを負った[2]。
近隣で活躍した著名人
- T・S・エリオットが働いていた出版社Faber and Faberの建物 (フェイバー・ビルディング)が広場沿いにあり、記念のプレートが埋め込まれている。
- YMCAの創設者ジョージ・ウィリアムズが暮らした建物があり、記念プレートが埋め込まれている。
- トーマス・ローレンスのアトリエが広場沿いにあった。
近隣
- ロンドン大学本部
- ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン
- 東洋アフリカ研究学院
- 大英博物館
- ロンドン数学会 ド・モルガン・ハウス
- ホテル・ラッセル : イギリスの大学連合「ラッセル・グループ」設立場所
- ロイヤル・ナショナル・ホテル
ギャラリー
- ロンドン大学本部
- チューリップが咲く5月
- 憩いの広場
- 広場内のカフェ
- 雪のラッセル・スクウェア
- ラッセル・スクウェア駅
- ホテル・ラッセル
- ロイヤル・ナショナル・ホテル
脚注
- ^ Harris, Cyril M (2001). What's in a name?. Middlesex, UK: Capital Transport Publishing. ISBN 1-85414-241-0
- ^ [1] "ナイフ襲撃で6人死傷、テロか ロンドン中心部 大英博物館近く" 2016-08-03閲覧
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、ラッセル・スクウェアに関連するメディアがあります。
- タヴィストック広場
- ベッドフォート・スクウェア (Bedford Square)
- ブルームズベリー・スクウェア (Bloomsbury Square)
- ゴードン・スクウェア (Gordon Square)
- トリントン・スクウェア (Torrington Square)
- ウォバーン・スクウェア (Woburn Square)
外部リンク
- カムデン区 ラッセル・スクウェアの歴史
- British History Online - Russell Square
- 360°パノラマ
座標: 北緯51度31分18秒 西経0度7分34秒 / 北緯51.52167度 西経0.12611度 / 51.52167; -0.12611