リンダ・マクマホン

リンダ・マクマホン
Linda McMahon
生年月日 (1948-10-04) 1948年10月4日(75歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ノースカロライナ州ニューバーン
出身校 イースト・カロライナ大学
所属政党 共和党
称号 教養学士(BA)
配偶者 ビンス・マクマホン(1968 -)
子女 シェイン・マクマホン
ステファニー・マクマホン
ポール・レヴェック

アメリカ合衆国の旗 第25代 中小企業庁長官
在任期間 2017年2月14日 - 2019年4月12日
大統領 ドナルド・トランプ
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リンダ・マクマホン[1](Linda McMahon、正式なフルネームはLinda Marie McMahon、1948年10月4日 - )は、アメリカ合衆国の経営者、政治家。ノースカロライナ州出身、イーストカロライナ大学(英語版)卒業。2017年よりドナルド・トランプ政権下で中小企業庁長官(英語版)(第25代)を務めていたが後に辞任した。

プロレス団体WWEの元CEOである。また、単に経営者というだけではなく、WWEのテレビ放送、PPVへ登場する番組出演者でもあった。

来歴

2014年WWE殿堂表彰式にて
2014年4月5日
ルイジアナ州ニューオーリンズ
スムージー・キング・センター

1968年に幼馴染で大学の先輩でもあったビンス・マクマホンと結婚。1男1女をもうける。当初はWWE(当時WWF)の経営には参画していなかったが、1980年代からスタッフとしてWWFの運営に参画するようになった。

当初はテレビ番組に登場することは殆どなかったが、WWFのアティテュード路線への転換とともにマクマホン一家がテレビ番組に登場するようになり、リンダも1999年頃から登場するようになった。ただしWWFの番組に登場する家族のうち、夫であるビンス、子供たちであるシェインステファニーはトレーニングを積んでプロレスラーとしても登場したのに対し、リンダは純粋に出演者としての登場である。あくまで出演者であるが、ケインからツームストーン・パイルドライバーを受けてもいる。マクマホン一家の良識派として、他の家族がヒールとなってもベビーフェイスとして行動した。

登場以来一貫してベビーフェイスであったが、ジム・ロス解任ストーリーでヒールターンを果たした。しかし、そのストーリーは尻切れトンボに終わってしまった。その後ビンスの非嫡出子のストーリーにて登場。主にあきれた目でビンスを見る役である。

政治的には保守色の強いWWEの経営者の立場にいるが、イラク戦争に個人的に反対していた。

2022年の夫ビンス・マクマホンの不倫騒動後、別居している。

政治活動

2010年11月2日投開票の上院議員選選挙にコネチカット州から出馬するため、2009年9月16日にCEOを辞任[2]。同州教育委員を経て、2010年8月10日の予備選挙で勝利し、共和党候補に指名された[3]。民主党候補のリチャード・ブルーメンタル州司法長官相手に世界最大のプロレス団体「WWE」の元最高経営責任者(CEO)という抜群の知名度と資金力、党の集票力に頼らず、自らの経営実績などを前面に打ち出した選挙戦を展開した。

全体的に共和党優位なこの予備選挙において、女性有権者の支持が得られず苦戦を強いられるものの、米メディアは彼女を含め、カリフォルニア州の連邦上院選に出馬するコンピューター大手ヒューレット・パッカードカーリー・フィオリーナ元CEO、同州知事選にインターネット競売大手eBayメグ・ホイットマン元CEOの3人を「保守政党の女性候補」の象徴として取り上げている[4]

ブルーメンタルの6倍もの資金を投入しキャンペーンを展開していたが、総選挙前の世論調査では一度もブルーメンタルの支持率を上回ることなく、結果的には10万票差で破れた。もともと彼女が選挙に立候補したのはWWEの番組のレイティングを低く設定することが狙いだったといわれている。これはジェリー・ローラーテネシー州メンフィス市長に2回も出馬し両方敗戦した以来のプロレス出身者の政治への出馬である。

2012年の上院選でも共和党予備選の指名を勝ち取るが、この選挙においても本選で民主党候補のクリス・マーフィー下院議員に敗れた。

2016年アメリカ合衆国大統領選挙では、かつてWWEに参戦していたこともあるドナルド・トランプを支持。

アメリカ中小企業庁長官

トランプが大統領に当選したことにより、同年12月に閣僚級ポストの一つであるアメリカ中小企業庁(SBA)長官に指名された[5]2017年2月14日、米国上院は賛成81、反対19の賛成多数でリンダのアメリカ中小企業庁長官就任を承認した[6]

リンダは2017年3月22日に投資イノベーション事務局の副長官にヨセフ・シェパードを指名したと公表し、彼の公共部門での経験と私企業における投資家としての経験は、貸出・投資・監督という地位に完全に適合していると述べた[7]

2019年3月29日、トランプより中小企業庁長官を退くことが発表される。以降は2020年アメリカ合衆国大統領選挙でのトランプ再選に向けた仕事を行うとされている[8]

入場曲

  • WrestleMania - 過去に使用

マクマホン・ファミリー

 
 
 
 
 
ジェス・マクマホン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ビンス・マクマホン・シニア
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ビンス・マクマホン
 
リンダ・マクマホン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
シェイン・マクマホン
 
マリッサ・マズゥーラ
 
ステファニー・マクマホン=レヴェック
 
ポール・レヴェック(トリプルH)
 
 

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 英語での発音はマクメーンとする方が近い。
  2. ^ 米レスリング団体のCEO、上院議員選に出馬へ NIKKEI NET 2009年9月17日
  3. ^ “プロレス団体「WWE」元CEO、上院選候補に” (日本語). 読売新聞. (2010年8月11日). http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100811-OYT1T00809.htm 2010年8月11日閲覧。 
  4. ^ “米中間選挙:元プロレス団体経営者の女性候補に注目集まる” (日本語). 毎日新聞. (2010年10月23日). http://mainichi.jp/select/world/america/news/20101024k0000m030031000c.html 2010年10月23日閲覧。 
  5. ^ トランプ氏、中小企業局長はプロレス業界大物 女性のマクマホン氏 - AFP BB NEWS・2016年12月8日
  6. ^ ANDREW RAFFERTY (2017年2月14日). “Linda McMahon Approved to Head Small Business Administration”. NBC News. 2017年2月15日閲覧。
  7. ^ “SBA Administrator Linda McMahon Appoints Joseph Shepard as Head of Investment and Innovation”. PR Newswire (2017年3月22日). 2017年3月22日閲覧。
  8. ^ “米の中小企業庁長官辞任へ トランプ氏の再選応援のため”. 朝日新聞. (2019年3月30日). https://www.asahi.com/articles/ASM3Z26H3M3ZUHBI00D.html 2019年3月31日閲覧。 

外部リンク

 
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  • リンダ・マクマホン (2017-2019) - ヨヴィータ・カランサ (2020-2021)
代理に関しては、原則として政権終焉時に代理であった者のみ記載。
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