ロブ・ポートマン

ロブ・ポートマン
Rob Portman
生年月日 (1955-12-19) 1955年12月19日(68歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 オハイオ州シンシナティ
出身校 ダートマス大学
ミシガン大学ロー・スクール
前職 弁護士
所属政党 共和党
配偶者 ジェーン・ダドリー(1986年 - )
公式サイト Rob Portman

選挙区 オハイオ州
当選回数 2回
在任期間 2011年1月3日 - 2023年1月3日

在任期間 2006年5月29日 - 2007年6月19日
大統領 ジョージ・W・ブッシュ

在任期間 2005年5月17日 - 2006年5月29日
大統領 ジョージ・W・ブッシュ

選挙区 オハイオ州第2区
当選回数 6回
在任期間 1993年5月4日 - 2005年5月17日
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ロバート・ジョーンズ・“ロブ”・ポートマン英語: Robert Jones "Rob" Portman, 1955年12月19日 - )は、アメリカ合衆国政治家弁護士。所属政党は共和党。

オハイオ州選出のアメリカ合衆国下院議員(6期)、第14代アメリカ合衆国通商代表、第46代アメリカ合衆国行政管理予算局長官、オハイオ州選出のアメリカ合衆国上院議員(2期)を歴任した。

経歴

生い立ち

1955年12月19日、ポートマン・エクイップメント・カンパニーの創設者である実業家の父ウィリアム・C・ポートマン二世と母ジョーン・ポートマンの息子として、オハイオ州シンシナティで生まれる。1974年にシンシナティ・カントリー・デイスクールを卒業。その後、ダートマス大学人類学を専攻し、1979年に芸術(BA)の学士号を取得。1984年ミシガン大学ロー・スクールで法務博士(JD)の学位を取得した。

下院議員

ロー・スクール卒業後はシンシナティの法律事務所で弁護士として勤務し、1989年に第41代アメリカ合衆国大統領ジョージ・H・W・ブッシュ法律顧問に就任する。また、1989年から1991年までホワイトハウス・オフィス(ホワイトハウス事務局)の代理アシスタントとディレクターも務めた。1993年に共和党候補としてオハイオ州第2選挙区から連邦下院選挙に出馬して当選、2005年まで下院議員を務める。

ブッシュ政権

2005年5月に第43代アメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュからアメリカ合衆国通商代表に指名され、2006年5月まで務めた。間髪を入れず、ブッシュからアメリカ合衆国行政管理予算局局長に指名されるも、2007年6月に辞任した[1]

上院議員

2009年、オハイオ州選出の共和党の現職上院議員ジョージ・ヴォイノヴィッチ2010年の選挙では再選を求めず引退することを宣言したため、ヴォイノヴィッチの後継を狙って連邦上院選挙への出馬を表明する。2010年7月の本選で民主党候補のリー・フィッシャーに勝利し、2011年1月3日に上院議員に就任した。

ポートマンは共和党中道派の支持者として知られ、2012年アメリカ合衆国大統領選挙ではミット・ロムニーを支持した[2]。一時はロムニーから副大統領候補に指名されるのではないかとも報じられた[3][4]2016年アメリカ合衆国大統領選挙ではオハイオ州知事ジョン・ケーシックを支持した[5]

再選を目指して出馬した2016年の連邦上院選挙では民主党候補のテッド・ストリックランドと対決する。選挙戦当初は支持率でリードを許していたが、最終的には21ポイント差の得票率で勝利した[6]

2021年1月25日、翌年に行われる3期目の選挙には出馬しないと表明[7]。2023年に退任した。

家族

ジェーン・ダドリー・ポートマン夫人との間に3人の子供ジョゼフ・ダドリー(ジェッド)、ウィリアム・ダドリー(ウィル)、サラ・ダドリー(サリー)がいる。

2011年イェール大学に通うウィルから同性愛者であることをカミングアウトされ、2年間悩んだ末、2013年同性婚を容認すると表明した[8][9]。その後は同性婚の合法化を積極的に支持するようになり、2014年には「私と妻が感じてきたような幸せを息子も享受できるようであるべきだし、婚姻の環境も安定されて然るべきだ」「共和党員には勇気を出してほしい。この立場(同性婚支持の立場)はとても快適で、自分が同性婚支持に転じたことを喜ばしく思う」と語っている[10]

脚注

  1. ^ 行政管理予算局長が辞任、ブッシュ政権に新たな痛手(2007年6月20日、MODE PRESS powered by AFPBB News)
  2. ^ VP rumors start as Terrace Park's Portman endorses Romney(2012年1月19日、Cincinnati.com)
  3. ^ 米共和党副大統領候補にポートマン上院議員浮上(2012年5月1日、ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
  4. ^ 米共和党副大統領候補に浮上のポートマン氏―非の打ち所のない経歴(2012年5月29日、ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
  5. ^ Rob Portman endorses John Kasich in presidential race(2016年1月9日、The Columbus Dispatch)
  6. ^ 2016 Ohio Senate: Portman vs. Strickland - Polls -(2016年11月8日、HuffPost Pollster)
  7. ^ Everett, Burgess (2021年1月25日). “Rob Portman won't seek reelection”. Politico. https://www.politico.com/news/2021/01/25/rob-portman-wont-seek-reelection-462146 2021年1月25日閲覧。 
  8. ^ “同性婚、息子に告白され容認 米議員”. (2013年3月18日). https://web.archive.org/web/20130318101039/http://sankei.jp.msn.com/world/news/130318/amr13031815540004-n1.htm 2013年3月29日閲覧。 
  9. ^ 同性婚、息子に告白され容認 米議員(2013年3月18日、MSN産経ニュース:アーカイヴ)
  10. ^ Rob Portman's gay marriage stance under fire in Ohio (2014年11月10日、ワシントン・タイムズ)

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、ロブ・ポートマンに関連するカテゴリがあります。
  • Rob Portman (連邦上院議員としての公式サイト)
  • Rob Portman for U.S. Senate (連邦上院選挙のためのキャンペーンサイト)
議会
先代
ビル・グラディソン
オハイオ州選出下院議員
オハイオ州第2選挙区

1993年2005年
次代
ジーン・シュミット
先代
ジョージ・ヴォイノヴィッチ
アメリカ合衆国の旗 オハイオ州選出上院議員(第3部)
2011年2023年
次代
J・D・ヴァンス
公職
先代
ロバート・ゼーリック
アメリカ合衆国通商代表
2005年5月17日2006年5月29日
次代
スーザン・シュワブ
先代
ジョシュア・ボルトン
アメリカ合衆国行政管理予算局局長
2006年5月29日 - 2007年6月19日
次代
ジム・ナスル
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