ワード

曖昧さ回避 この項目では、データ量の単位について説明しています。マイクロソフトワープロソフトについては「Microsoft Word」を、その他の用法については「ワード (曖昧さ回避)」をご覧ください。
プロセッサ
4ビット • 8ビット • 12ビット • 16ビット • 18ビット • 24ビット • 31ビット • 32ビット • 36ビット • 48ビット • 60ビット • 64ビット • 128ビット
アプリケーション
16ビット • 32ビット • 64ビット
データサイズ
ニブル • オクテット • バイト • ワード

ワード: word)は、データ量あるいは情報量単位である。バイト同様に場合によりまちまちな単位であるが、1980年頃には8ビットに落ち着いたバイトと異なり、現在もまちまちに使われている。場合によってはサイズを固定せずに「データのひとかたまり」を意味していることもある(「可変長ワード」)。

たとえばコンピュータプロセッサの場合、そのプロセッサの汎用レジスタのサイズをワードとし、その倍長を「ダブルワード」、半分を「ハーフワード」などと呼ぶものもある。System/360に始まる32ビットマシンの時代が長く続いたので32ビットを1ワードとする文化があり、あるいは32ビットはミニコンピュータのベストセラーVAXの文化でもある[1]。一方でパーソナルコンピュータには、x86の初代である8086における1ワードである16ビットが最初に基準となったことによる命名規則による文化もある。近年はマイクロプロセッサ64ビット化し、あるいはSIMDなどで128ビットなどのワードも現れている。

歴史的には、System/360バイトマシンの確立)より前のマシンでは、「オクテットの2倍か4倍のサイズをワードとする」という設計にする動機が薄く、12ビット~36ビット程度のワードの扱いを得意とする設計とした「ワードマシン」か、6ビット程度の「字」の扱いを得意とする「キャラクタマシン」の、どちらかの設計とすることが多かった。マイコン時代にも、東芝のTLCS-12Aという12ビットワードのマシンの例がある。

出典

  1. ^ vaxocentrismの13番目を参照。

関連項目

ビット列
数値
プリミティブ
コンポジット
ポインタ
  • 物理アドレス型
  • 論理アドレス型(英語版)
  • 仮想アドレス型(英語版)
  • 参照型
その他
  • カテゴリカテゴリ