交響曲第12番 (ハイドン)
交響曲第12番 ホ長調 Hob. I:12 は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが1763年に作曲した交響曲。
概要
本曲、第13番、第40番の3曲は、自筆譜に記された日付から1763年に作曲されたことが判明している[1]。
初期の交響曲に多い「急-緩-急」の3楽章形式を持ち、作曲年のわかっている交響曲のうち、メヌエットが無いのはこの曲で最後である(交響曲第26番、交響曲第30番も3楽章だが、メヌエットで終わる)。
また、ホ長調の交響曲は当時としては珍しく、ハイドンの交響曲の中では本曲以外には交響曲第29番のみである[1]。
編成
曲の構成
全3楽章、演奏時間は約21分。
- 第2楽章 アダージョ
- 第3楽章 フィナーレ:プレスト
- ホ長調、4分の2拍子、ソナタ形式。
- 主題は上昇分散和音による。
脚注
- ^ a b c デッカ・レコードのホグウッドによるハイドン交響曲全集第3巻、ウェブスターによる解説、1993年
参考文献
- 『ハイドン 交響曲集I(1-12番, "A", "B") OGT 1589』音楽之友社、1981年。 (ミニスコア、ランドンによる序文の原文は1965年のもの)
外部リンク
- 交響曲第12番 ホ長調 Hob. I:12の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
| ||
---|---|---|
A - B - 第1番 - 第2番 - 第3番 - 第4番 - 第5番 - 第6番『朝』 - 第7番『昼』 - 第8番『夕』 - 第9番 - 第10番 - 第11番 - 第12番 - 第13番 - 第14番 - 第15番 - 第16番 - 第17番 - 第18番 - 第19番- 第20番 - 第21番 - 第22番『哲学者』 - 第23番 - 第24番 - 第25番 - 第26番『ラメンタチオーネ』 - 第27番 - 第28番 - 第29番 - 第30番『アレルヤ』 - 第31番『ホルン信号』 - 第32番 - 第33番 - 第34番 - 第35番 - 第36番 - 第37番 - 第38番『こだま』 - 第39番 - 第40番 - 第41番 - 第42番 - 第43番『マーキュリー』 - 第44番『悲しみ』 - 第45番『告別』 - 第46番 - 第47番『パリンドローム』 - 第48番『マリア・テレジア』 - 第49番『受難』 - 第50番 - 第51番 - 第52番 - 第53番『帝国』 - 第54番 - 第55番『校長先生』 - 第56番- 第57番 - 第58番 - 第59番『火事』 - 第60番『うかつ者』 - 第61番 - 第62番 - 第63番『ラ・ロクスラーヌ』 - 第64番『時の移ろい』 - 第65番 - 第66番 - 第67番 - 第68番 - 第69番『ラウドン将軍』 - 第70番 - 第71番 - 第72番 - 第73番『狩』 - 第74番 - 第75番 | ||
イギリス交響曲 | 第76番 - 第77番 - 第78番 | |
第79番 - 第80番 - 第81番 | ||
パリ交響曲 | 第82番『熊』 - 第83番『めんどり』 - 第84番 - 第85番『王妃』 - 第86番 - 第87番 | |
トスト交響曲 | 第88番『V字』 - 第89番 | |
ドーニ交響曲 | 第90番 - 第91番 - 第92番『オックスフォード』 | |
ロンドン交響曲 | 第93番 - 第94番『驚愕』 - 第95番 - 第96番『奇蹟』 - 第97番 - 第98番 - 第99番 - 第100番『軍隊』 - 第101番『時計』 - 第102番 - 第103番『太鼓連打』 - 第104番『ロンドン』 | |
|