仮名読新聞

月岡芳年画『見立多以尽(みたてたいづくし)』より『とりけしたい』。仮名読新聞を読む女性。

仮名読新聞(かなよみしんぶん)は、新聞紙条例が布告された1875年(明治8年)11月1日に仮名垣魯文編集・河鍋暁斎挿絵で横浜毎日新聞会社(現毎日新聞社)が創刊した、明治初期の代表的小新聞錦絵新聞のひとつ。

久保田彦作が毒婦を主人公として描き評判となった新聞小説『鳥追お松の伝』[1]は同紙に連載されたもの。

1877年(明治10年)5月3日付から『かなよみ』に改題し、1880年(明治13年)10月29日付で廃刊するまで、1400号が刊行された[2]。1992年10月に明石書店から全9巻の復刻版が出版されている。

関連書籍・論文

  • 土屋礼子『大衆紙の源流-明治期小新聞の研究』世界思想社、2003年
  • 中西裕「『仮名読新聞』の誤報記事」『學苑』第805巻、昭和女子大学、2007年11月、32-39頁、NAID 110007054741。 

脚注

  1. ^ 『鳥追お松』 - コトバンク
  2. ^ 『仮名読新聞』 - コトバンク

関連項目

外部リンク

  • 横浜開港資料館 - 新聞万華鏡(9)『仮名読新聞』と守屋正造、「新聞万華鏡(17)内国勧業博覧会と新聞」(紙面写真掲載、同資料館は同紙を収蔵し閲覧できる。)
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