南ラナオ州

南ラナオ州
フィリピン内における南ラナオ州の位置
フィリピン内における南ラナオ州の位置
地方 バンサモロ自治地域
州都 マラウィ
地方自治体  
 - 独立市 0
 - 構成市 1
 - 町 39
 - バランガイ 1,159
 - 選挙区
人口
 - 2007年調査 (位)
独立市含む:
(位)
 - 人口密度 /km² (位)
独立市含む:
/km² (位)
面積
 - 総計 3,872.89 km² (33位)
独立市含む:
km² (位)
設立 1959年
言語 マラナオ語フィリピン語セブアノ語英語
知事

南ラナオ州ラナオ・デル・スル州 (みなみラナオしゅう、ラナオ・デル・スルしゅう、Province of Lanao del Sur) は、フィリピン南部ミンダナオ島バンサモロ自治地域 (BARMM) に属するである。州都はラナオ湖北岸の市、マラウィ。面積は3,872.9km2、人口は1,045,429人(2015年)。

名称

ラナオ (Lanao) はマラナオ語のラナオ(ranao、「湖」)に由来し、マラナオという名も「湖の人」の意味である。このように、この地域でのラナオ湖の存在は大きい。

地理

南にマギンダナオ州コタバト州、東に北ミンダナオ地方のブキドノン州、北に北ラナオ州と接している。西にはモロ湾の一部であるイラナ湾(英語版)が広がり、州内にはミンダナオ島で最大のラナオ湖がある。

歴史

1918年当時のラナオ州(英語版)

コタバトに王都を置くマギンダナオ王国1500年 - 1888年)があった。

スペイン人植民者がラナオを1689年に探検した際、巨大な湖(ラナオ湖)を発見し、そこから流れ出る川の出口にダンサラン(Dansalan、現マラウィ、Ditsaan-Ramain)という大きな町が湖北端にあることを知った。ダンサランはアメリカ保護下のフィリピン・コモンウェルス時代の1940年に市となる事が決定したが市制施行は戦後の1950年となった。1956年、ダンサラン市は、湖から流れ出るアグス川(英語版)のほとりに咲くユリの花が垂れている様にちなみ、マラナオ語で「もたれる」を意味するラウィ (rawi) からとったマラウィに改名することになった。

ラナオ州(英語版)1959年に南北に分割され、南のラナオ・デル・スル州の州都はマラウィとなった。マラウィは1980年に「マラウィ・イスラム市 (Islamic City of Marawi)」に再度改名しており、フィリピンの市 (chartered city) では唯一ムスリムが多数派を占めている。

以前は北ミンダナオ地方の1州であったが、1989年の地方再編と住民投票によってイスラム教徒ミンダナオ自治地域(ARMM)に組み込まれ、2019年にバンサモロ自治地域(BARMM)に移行した。

住民

民族

フィリピンで6番目に人口が多い、ムスリムマラナオ人(英語版)が住む。

言語

マラナオ語が通用している。ほかにフィリピン語セブアノ語英語アラビア語も通用する。

宗教

ルソン
I – イロコス地方
II – カガヤン・バレー地方
III – 中部ルソン地方
IV-A – カラバルソン地方
IV-B – ミマロパ地方
V – ビコール地方
コルディリェラ行政地域
マニラ首都圏
ビサヤ
VI – 西ビサヤ地方
VII – 中部ビサヤ地方
VIII – 東ビサヤ地方
ミンダナオ
IX – サンボアンガ半島地方
X – 北部ミンダナオ地方
XI – ダバオ地方
XII – ソクサージェン地方
XIII – カラガ地方
バンサモロ自治地域
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