吉ヶ原駅

吉ヶ原駅
保存されている旧駅舎(2008年)
きちがはら
KICHIGAHARA
美作飯岡 (2.9 km)
(1.3 km) 柵原
地図
所在地 岡山県久米郡柵原町吉ヶ原
北緯34度56分35.9秒 東経134度4分54.2秒 / 北緯34.943306度 東経134.081722度 / 34.943306; 134.081722座標: 北緯34度56分35.9秒 東経134度4分54.2秒 / 北緯34.943306度 東経134.081722度 / 34.943306; 134.081722
所属事業者 同和鉱業
所属路線 片上鉄道線
キロ程 32.5 km(片上起点)
電報略号 キチ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
開業年月日 1931年昭和6年)2月1日
廃止年月日 1991年平成3年)7月1日
備考 路線廃止に伴う駅廃止
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吉ヶ原駅(きちがはらえき)は、岡山県久米郡柵原町(現・美咲町)吉ヶ原に位置していた同和鉱業片上鉄道線廃駅)である。

歴史

駅構造

三角屋根の木造の駅舎を持つ有人駅だったが、最晩年は駅員配置は朝夕のみで昼は無人駅となっていた。

2面3線の相対式ホームをもつほか、貨物ホームや詰所、操車場があった。

当駅からは中鉄バスの路線バスが津山駅との間を結んでいた。2020年令和2年)3月現在も中鉄北部バスによって運行は続けられている。

  • 営業当時の構内(1990年11月)
    営業当時の構内(1990年11月)
  • 駅名標(1990年11月)
    駅名標(1990年11月)

駅周辺

廃止後

駅舎より片上方の線路は全て撤去されていたが、一部配線を変更して復元され柵原ふれあい鉱山公園の一施設となっており、展示運転の駅舎として使用されているが、新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年2月を以て展示運転は休止している。2023年現在に於いての再開時期は未定。

駅構内には計12両が展示・保存されており、旧国鉄キハ07形気動車であるキハ702などを使用して、映画撮影やドラマの収録が行われたこともある[要出典]

ロケの事例(廃止後)
  • アキレスと亀 (映画) - キハ702を使用してワンシーンを撮影(2008年2月24日)。
  • 砂の器 ‐ 2011年テレビ朝日製作版において、2011年1月17日と22日に「羽後亀田駅」として撮影。
  • マンハント - 構内でワンシーンを撮影[1]
  • 駅舎内
    駅舎内
  • 保存車両と軌道
    保存車両と軌道
  • 保存会による車両走行会
    保存会による車両走行会
  • ホームに入るキハ702
    ホームに入るキハ702
  • 柵原ふれあい鉱山公園に保存されている車両群
    柵原ふれあい鉱山公園に保存されている車両群
余談
  • 歴史的な車両を多数動態保存していることから、2015年7月、Google ストリートビューギャラリーの収録が行われた。その後ウェブ上に公開され、車内や構内の閲覧が可能になっている[2]
  • 2014年11月2日、旧柵原駅側に約130 mの線路が復元され、折り返し地点に「黄福柵原駅」(駅舎は駐車場の休憩施設)が設置された[3]

隣の駅

同和鉱業
片上鉄道線
美作飯岡駅 - 吉ヶ原駅 - 柵原駅

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 「シネマの舞台(6)「マンハント」(美咲町) 主演福山来訪にかん口令」『山陽新聞デジタル』、2022年1月12日。2023年5月7日閲覧。オリジナルの2022年1月12日時点におけるアーカイブ。
  2. ^ Google ストリートビュー
  3. ^ “黄福柵原駅 開業日の記録”. 片上鉄道保存会. 2023年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月7日閲覧。

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、吉ヶ原駅に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

  • 片上鉄道保存会
 

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