声母

音韻学
字音構造
声母 + 韻母 / 声調
韻母 (介音+韻腹+韻尾)
韻 (韻腹+韻尾/声調)
韻摂 (韻腹+韻尾)
介音: 等呼 四呼
上古音
- 詩経音系 -
中古音
- 切韻音系 -
広韻 平水韻 韻鏡
朝鮮漢字音
近古音
- 中原音韻音系 -
表音法
直音 反切 韻書 韻図
注音符号 拼音

声母(せいぼ)は、中国語漢字音の構成要素の一つ。音節の最初の部分。音声学上の頭子音であるが、音韻学では韻母のみで存在する漢字音は無いものと考え、ゼロ声母を設定する。

概説

現代の普通話にはゼロ声母を含めて22個の声母が設定されている。このうち3個は異音と見なすことができる。詳しくは同記事の声母の項を参照のこと。

古代の中国語の古詩等では声母を一致させて複数の音節をつなげる「畳声」という表現技法も用いられたが、近体詩では韻母が重視される。

中古音において声母は五音三十六字母によって表された。現在では51の声母があったと言われている。

現代中国語(北京語)の漢字「光」の発音は、ピンインguāng と表記され、声母を含む音節の構成は次のとおりである。

音節
声母 韻母 声調
韻頭 韻腹 韻尾
介音 主母音 尾音
g u a ng 1(陰平声)

関連項目

外部リンク