多賀大社前駅
多賀大社前駅 | |
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駅舎と多賀大社の門前町にある鳥居(2007年) | |
たがたいしゃまえ TAGATAISHAMAE | |
◄OR08 スクリーン (1.7km) | |
所在地 | 滋賀県犬上郡多賀町大字多賀1322 北緯35度13分35.05秒 東経136度17分3.27秒 / 北緯35.2264028度 東経136.2842417度 / 35.2264028; 136.2842417座標: 北緯35度13分35.05秒 東経136度17分3.27秒 / 北緯35.2264028度 東経136.2842417度 / 35.2264028; 136.2842417 |
駅番号 | OR09 |
所属事業者 | 近江鉄道 |
所属路線 | ■多賀線(彦根・多賀大社線) |
キロ程 | 2.5 km(高宮起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面2線[1] |
乗降人員 -統計年度- | 226人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1914年(大正4年)3月8日[2][3] |
備考 | 無人駅 |
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多賀大社前駅(たがたいしゃまええき)は、滋賀県犬上郡多賀町大字多賀にある近江鉄道多賀線(彦根・多賀大社線)の駅で[1][4]、同線の終着駅でもある[5]。駅番号はOR09。多賀大社の最寄り駅である[1][6][7]。
歴史
- 1914年(大正3年)3月8日:近江鉄道多賀線の高宮駅 - 当駅間開業に伴い[2]、多賀駅(たがえき)として開業[1][2]。
- 1925年(大正14年)3月12日:高宮駅 - 当駅間が電化される[2][8]。
- 1960年(昭和35年)11月10日:東亜セメント(後の住友セメント、現在の住友大阪セメント)多賀工場(廃止、現在はダイニック滋賀工場)と野沢セメント(同)彦根工場(廃止、現存せず)間を結ぶ石灰石輸送を開始[8]。
- 1974年(昭和49年)6月1日:キリンビール滋賀工場への引き込み線が結ばれ、貨物輸送を開始[9]。
- 1986年(昭和61年)3月27日:セメント工場間の石灰石輸送を廃止[8]。
- 1998年(平成10年)4月1日:駅名を多賀大社前駅に改称[3][9]。
- 2002年(平成14年)12月19日:コミュニティハウス併設駅舎に改築[9][10]。
- 2010年(平成22年)4月1日:駅業務を廃止、無人化される[3]。
- 2020年(令和2年)11月4日:西武鉄道と友好提携している台湾鉄路管理局の万華駅(台北市・艋舺龍山寺の最寄り)と姉妹駅協定締結[11]。
駅構造
頭端式ホーム3面2線[1]を有する地上駅で、駅舎内にコミュニティハウスを併設している[4][6][10]。無人駅であるが、窓口や改札口が設けられており、初詣で需要が高い年始の時期などには臨時で営業する場合もある[12]。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
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1・2 | ■多賀線 (彦根・多賀大社線) | 高宮方面[13] |
- 付記事項
- 駅舎は1番線側にある。なお、2番線へは駅東端部の通路で連絡している。当駅は2つの乗り場とも、両側をホームに挟まれる構造である。
- かつては東亜セメント(後の住友セメント。以降略)多賀工場やキリンビール滋賀工場に向かって専用線が敷設されていた[1][4]。
- 改札口(2021年10月)
- ホーム(2008年3月)
駅周辺
駅の北西や南東側を中心にまとまった住宅地があるが、主に田園地帯が広がる。駅前に多賀大社の大鳥居(一の鳥居)があり、そこから多賀大社まで門前町が続く。門前町には糸切餅販売店や飲食店および喫茶店が数軒ある。
- 多賀大社 - 駅正面に大鳥居があり[7]、徒歩約10分ほどの位置にある[4]。
- 多賀大社尼子御旅所
- 多賀や - 糸切餅販売店の1つ
- 本家ひしや(菱屋) - 糸切餅販売店の1つ
- 多賀町役場
- 多賀町立多賀小学校
- 多賀町立多賀ささゆり保育園
- なつめ保育園
- 多賀郵便局
- 滋賀銀行多賀支店
- 真如寺[14]
- 揖取神社
飯盛木 () - 男木(南側)と女木(北側)から成る、ケヤキの大木[15]。- 国道306号
- 国道307号(近江グリーンロード)
- 滋賀県道224号多賀高宮線
- 滋賀県道225号多賀停車場線
- 滋賀県道330号甲良多賀線
- 名神高速道路多賀SA - 多賀バスストップと多賀スマートICを併設。
- 高宮池
接続交通機関
駅前に湖国バスと愛のりタクシー(デマンドタクシー)の停留所を設けている。なお、駅付近には湖国バスの停留所がもう1ヵ所設けられているため、こちらも併せて解説する。
- 多賀大社前駅
駅前にある停留所。駅前を経由する湖国バスは平日にごく少数しか運行されない(※南彦根駅西口行き:3便、彦根駅行き:2便)。
- 多賀大社前駅口
駅裏側の滋賀県道224号線にある停留所。駅から徒歩5分を要するが、こちらを発着する湖国バスは土曜・休日も運行する。
- 湖国バス
- 南彦根駅西口 / 彦根駅
- ※彦根方面から多賀町内を循環する路線。詳細は多賀線(湖国バス)を参照。
- 南彦根駅西口 / 彦根駅
隣の駅
- 近江鉄道
- ■多賀線(彦根・多賀大社線)
- スクリーン駅(OR08) - 多賀大社前駅(OR09)
脚注
[脚注の使い方]
記事本文
出典
- ^ a b c d e f 鼠入昌史『終着駅巡礼』イカロス出版、2016年12月25日、83頁。ISBN 978-4-8022-0259-6。
- ^ a b c d 朝日 2011, p. 13.
- ^ a b c 寺田 2013, p. 275.
- ^ “終着は「どつく前」 古今亭駒治さん”. 東京新聞 TOKYO Web. (2021年2月23日). オリジナルの2021年2月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210223024412/https://www.tokyo-np.co.jp/article/87604 2022年2月1日閲覧。
- ^ a b 朝日 2011, p. 10.
- ^ a b 稲見眞一 (2011年7月26日). “稲見駅長の鉄道だよ人生は!! 近江鉄道の旅(16)「多賀大社前駅」の変遷。”. 中京テレビ放送. 2022年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月11日閲覧。
- ^ a b c 寺田 2013, p. 274.
- ^ a b c 朝日 2011, p. 14.
- ^ a b 「鉄道記録帳2002年12月」『RAIL FAN』第50巻第2号、鉄道友の会、2003年3月1日、25頁。
- ^ “礁渓駅と伊豆長岡駅、姉妹駅に 互いの温泉PRに意欲/台湾”. フォーカス台湾. (2020年11月4日). http://japan.cna.com.tw/news/atra/202011040009.aspx
- ^ “年末年始の運行ダイヤおよび各駅の営業時間等について” (PDF). 近江鉄道グループ (2022年). 2022年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月11日閲覧。
- ^ “多賀大社前駅(高宮(滋賀)方面)の時刻表|近江鉄道”. 近江鉄道. 2022年7月25日閲覧。
- ^ “真如寺”. 滋賀・びわ湖観光情報. びわこビジターズビューロー. 2022年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月12日閲覧。
- ^ “飯盛木(いもろぎ)”. 滋賀・びわ湖観光情報. びわこビジターズビューロー. 2023年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月12日閲覧。
- ^ “予約型乗合タクシー「愛のりタクシーたが」のご案内”. 多賀町. 2022年4月19日閲覧。
参考文献
- 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄 29 近江鉄道/信楽高原鐡道/伊賀鉄道/養老鉄道』朝日新聞出版、2011年10月9日。
- 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。ISBN 978-4-7770-1336-4。
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、多賀大社前駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
- 多賀大社前駅 - 近江鉄道