寝巻

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寝巻(ねまき、寝巻き)とは、就寝時に身にまとう衣服寝間着とも。

文部省(現在は文部科学省)は『公用文の書き表し方の基準 資料集』で「寝巻き」とした。一方、新聞では「寝間着」が統一表記とされている。「ねまき」で意図的に和風のものを指している場合があり、その場合は洋風の「パジャマ」や「ネグリジェ」などと意図的に対比するために使われている。しかし、近年では「ねまき」という語を、和風のものだけでなく洋風のパジャマやジャージやTシャツなども含めて、ともかく就寝時に身にまとう衣類を広く指すために使う人もいる。

狭義では欧米ナイトウェアが類義語、広義では同義語である。 「寝衣」を狭義の寝巻や狭義のナイトウェアの包括語と捉える場合は、寝巻は寝衣の一種である。

当記事では、まず日本で各時代に就寝時にどのようなものを身にまとっていたか解説し、その次に、最近の傾向や、世界の各地では就寝時にどのような衣類をまとってきた歴史があるかについて解説する。

概要

日本人は、かつて下着に当たるものを寝巻としてきた。襦袢が登場してからはこれを寝巻とすることが多かった。また、浴衣の用途が拡大するとこれを寝巻として利用することも多くなった。しかし、明治維新を機に西洋化が推し進められる時代(近代)が到来すると、和服だけが日本人の衣服という時代は終焉を迎える。それ以降数十年を掛けて、パジャマや女性用のネグリジェなどといった欧米スタイルの就寝時専用の寝間着(寝巻)、すなわち狭義の「ナイトウェア」が徐々に定着していった。和装の寝巻から洋装の寝間着への移り変わりは、日本社会における主たる衣服が和服から洋服へと変遷する経緯に副いながらそれよりはかなり遅れて進捗し、──つまり、普段着にはもっぱら洋服のみを着用する人が増えてもなお就寝時には和装の寝巻が選ばれるという時代(おおよそ昭和時代まで)を過渡期として──和服を普段着とする人が珍しくなった平成時代ともなると、主に欧米風のものが寝巻(寝間着)の代表的イメージとなった。

近年の広義の「ねまき」

明治時代から徐々に始まっていたことではあるが、ステテコであれ、洋風のパジャマやネグリジェであれ、どちらもともかく「ねまき」と呼ぶことが次第に行われるようになり、また特に昭和時代以降は、ジャージー、スウェットTシャツなど、何であっても、就寝時に着用する衣類のことは、(いちいち呼びわけるのが面倒なので)ともかく「ねまき」(寝間着、寝巻)と呼ぶ人が多くなっている。この意味では、「ねまき」とは「ともかく、就寝時に身に着ける衣服」のことである(つまり総称のように使われるようになっている)。この意味では、他文化圏のそれ、すなわち広義の「ナイトウェア」、あるいは「寝衣」も含めている。

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