松崎藩

松崎藩(まつざきはん)は、江戸時代前期に16年間存在した、久留米藩支藩である。藩庁筑後国御原郡松崎(現在の福岡県小郡市松崎)の松崎陣屋に置かれた。

概要

寛文8年(1668年)、有馬頼利(久留米藩第3代藩主)の遺領から、有馬豊祐(久留米藩第2代藩主・忠頼の養子)に御原郡内19か村1万石が分与されて立藩した。豊祐は松崎街道(薩摩街道の一部)を開設し、城下の松崎宿を整備するなど藩政に力を尽くした。しかし貞享元年(1684年)、豊祐は姉婿である陸奥窪田藩主土方雄隆の後継者問題に巻き込まれ、親族として解決に力を尽くさなかったとして改易された。旧領地は幕府直轄領となったのち、元禄10年(1697年)に久留米藩に還付された。

歴代藩主

外様 1万石

  1. 豊祐
大政奉還から廃藩置県までの間に存在した
慶応3年(1867年)旧暦10月 - 明治4年(1871年)旧暦7月
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関連項目
藩庁の置かれた地域を基準に分類しているが、他の地方に移転している藩もある。順番は『三百藩戊辰戦争事典』による。
明治期の変更: ★=新設、●=廃止、○=移転・改称、▲=任知藩事前に本藩に併合。()内は移転・改称・併合後の藩名。()のないものは県に編入。