滑稽列伝

滑稽列伝(こっけいれつでん)は、『史記』の列伝の一つで、為政者を巧みな弁舌で諌めた3人、の威王代の淳于髠(じゅんうこん)、楚の荘王代の優孟(ゆうもう)、始皇帝代の優旃(ゆうせん)の伝記を含む。

太史公は、「世俗に流されず、威勢や利得を争わず、上にも下にも拘泥することなく、それで人も害を受けない。よって、その道が広く行き渡った。そのゆえに『滑稽列伝第六十六』を作った」と述べている。

現行本の『史記』には、褚小孫による付記として、の武帝代の郭舎人、東方朔、再び淳于髠、漢の武帝代の王先生、魏の文侯代の西門豹の伝が続いている。

関連項目

現代語訳

史記#現代語訳」も参照
  • 福島吉彦訳「滑稽列伝」『新・ちくま文学の森 13 世界は笑う』筑摩書房、1995年 ISBN 4480101330

参考文献

中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。
史記 卷一二六 滑稽列傳 第六十六
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