爆発ポルカ

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爆発ポルカ』(ドイツ語: Explosions-Polka作品43は、ヨハン・シュトラウス2世1847年に作曲したポルカ。シュトラウスの初期作品の中で、最も人気があるものの一つである。

解説

表題は1840年にドイツの科学者クリスチアン・フリードリヒ・シェーンバインが綿火薬、つまりニトロセルロースを発明したことにちなんで名付けられたものである。かなり後の1846年になってからウィーンの報道陣はこの発見を熱心に報じ、このおかげで多くの生成物が「爆発性に」できると書いていた。1847年の謝肉祭には「爆発的」が若者の流行語になり、イベント名としても多用された。

シュトラウスは流行にあわせて目新しいものをとりあげた作品を複数残しており、このポルカはそのひとつである。「爆発ポルカ」は1847年2月8日にヨーゼフシュタット劇場のシュトラウスホールで行われた'Lust-Explosionsfest'(「楽しい爆発まつり」)というチャリティコンサートのために作られた。

このポルカは全曲にわたってたくさんの爆発を思わせる効果を取り入れており、とくに曲の最後には大きな爆発音が入る。

ニューイヤーコンサート

開催年 指揮者 備考
1958年 ヴィリー・ボスコフスキー
1963年 ヴィリー・ボスコフスキー
1968年 ヴィリー・ボスコフスキー
1972年 ヴィリー・ボスコフスキー
1974年 ヴィリー・ボスコフスキー
1975年 ヴィリー・ボスコフスキー
1981年 ロリン・マゼール
1990年 ズービン・メータ
2015年 ズービン・メータ アンコール曲

参考文献

  • 若宮由美「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート 2015 シュトラウス家の「第三の矢」、末弟エドゥアルトのポルカ! 曲目解説」 - アンコール曲は演奏直前まで伏せられているため、『爆発ポルカ』についての記載はない。この曲目解説をもとに書かれたCDの解説書には記載されている。
  • 本記事の英語版は許可に基づき、英国ヨハン・シュトラウス協会のピーター・ケンプによる文章を使用している。本項はその日本語訳が含まれている。

外部リンク