狼は天使の匂い
狼は天使の匂い | |
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La course du lièvre à travers les champs | |
監督 | ルネ・クレマン |
脚本 | セバスチャン・ジャプリゾ |
原作 | デイビッド・グーディス |
製作 | セルジュ・シルベルマン |
出演者 | ロバート・ライアン ジャン=ルイ・トランティニャン |
音楽 | フランシス・レイ |
撮影 | エドモン・リシャール |
編集 | ロジャー・ドワイア |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 | 1972年年9月12日 1974年2月2日 |
上映時間 | 141分 |
製作国 | フランス |
言語 | フランス語 |
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『狼は天使の匂い』(おおかみはてんしのにおい、フランス語原題:La Course du Lièvre à Travers les Champs)は、フランスとアメリカの合作による1972年の映画。ルネ・クレマンによる監督作品。配給は20世紀フォックス。脚本はセバスチアン・ジャプリゾ。主演はロバート・ライアンとジャン=ルイ・トランティニャン。
あらすじ
トニーの逃亡劇は操縦していたヘリコプターの墜落事故から始まった。事故で大勢のジプシーの子供を死なせてしまい、怒り狂ったジプシーに追われる身となったトニーはパリからニューヨーク、さらにはカナダのモントリオールへ。しかし、ジプシーの執拗な追跡はなおも続き、折から開催中の万国博覧会のアメリカ館に身を潜めたトニーだが、今度は2人組による殺人事件を目撃、一味に捕らえられ、アジトのある島に連れ去られる破目に。そこには泥棒一味のボスであるチャーリー、その情婦のシュガー、マットン、リッツィオ、パウル、その妹のペッパーがいた。こうして囚われの身となったトニーだが、島から逃げるためには橋を渡らなければならず、どうにか一味の目を逃れて渡ったとしてもジプシーたちが彼を待ち構えているに違いない。どうしたって逃げられやしないのだ。そう悟ったトニーは、当面、島に腰を落ち着けることを決意。そして、いつしかチャーリーに親しみを感じ始めるとともにシュガーとも親しくなった。やがてチャーリーから彼が計画している大仕事に誘われたトニーはその仲間になることを承知する。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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TBS版 | ||
トニー | ジャン=ルイ・トランティニャン | 西沢利明 |
チャーリー | ロバート・ライアン | 納谷悟朗 |
シュガー | レア・マッサリ | 武藤礼子 |
ペッパー | ティサ・ファロー | 岡本茉莉 |
リッツォ | ジョン・ガヴァン | 伊武雅之 |
マットーニ | アルド・レイ | 鎗田順吉 |
マッカーシー | ロバート・パーティ | 仁内達之 |
レナー | ルイ・オベール | 藤本譲 |
マストラバス | ドン・アレス | 緑川稔 |
ジプシー | マイケル・マイヨ | 若本紀昭 |
不明 その他 | つかせのりこ 桜本昌弘 吉田理保子 鈴木れい子 | |
演出 | 岡本知 | |
翻訳 | 額田やえ子 | |
効果 | ||
調整 | ||
制作 | グロービジョン | |
解説 | ||
初回放送 | 1978年1月23日 『月曜ロードショー』 |
解説
本作はアメリカ人作家デイビッド・グーディスのBlack Friday(1954年発表)を原作として企画が立てられたものの、脚本段階で原作のプロットから大きく逸脱することとなったため、クレジットでは原作としては示されていない。
なお、ハヤカワ・ポケット・ミステリからはBlack Fridayが映画の邦題に従うかたちで『狼は天使の匂い』(真崎義博訳)として刊行されている他、セバスチアン・ジャプリゾによるノベライゼーションが『ウサギは野を駆ける』(榊原晃三訳)として翻訳刊行されている[1]。
脚注
- ^ ハヤカワ・ポケット・ミステリからは同じ原作者&翻訳者による『ピアニストを撃て』も刊行されているが、こちらもフランソワ・トリュフォー監督による映画の邦題に従ったもので、原題はDown Thereである。両書はいずれも「ポケミス名画座」という企画の下で刊行されたもので、そのためこうした原題を無視した邦題の付け方がされた。