猿岩駅
猿岩駅 | |
---|---|
駅付近より旧市橋駅方向。積込設備跡がある (2010年5月) | |
さるいわ Saruiwa | |
◄乙女坂 (0.7 km) (0.6 km) 市橋► | |
所在地 | 岐阜県大垣市南市橋町 北緯35度24分6.5秒 東経136度34分49.3秒 / 北緯35.401806度 東経136.580361度 / 35.401806; 136.580361座標: 北緯35度24分6.5秒 東経136度34分49.3秒 / 北緯35.401806度 東経136.580361度 / 35.401806; 136.580361 |
所属事業者 | 西濃鉄道 |
所属路線 | 市橋線 |
キロ程 | 2.0 km(美濃赤坂起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)12月17日 |
廃止年月日 | 2022年(令和4年)9月1日 |
備考 | 廃止後、乙女坂駅構内に編入[1] |
テンプレートを表示 |
猿岩駅(さるいわえき)は、岐阜県大垣市南市橋町にあった西濃鉄道市橋線の貨物駅である[2]。
駅としては2022年(令和4年)に廃止され、乙女坂駅の構内に編入された[1]。これにより市橋線の営業キロは乙女坂駅地点の1.3 kmだが、総延長自体は当駅地点の2.0 kmとなっている[3]。
歴史
- 1928年(昭和3年)12月17日:美濃赤坂 - 市橋間の開業と同時に開設[4]。貨物営業のみであった[5]。
- 2006年(平成18年)3月31日:当駅 - 市橋間廃止[4]、終着駅となる。
- 2008年(平成20年)8月頃:二硫化炭素の扱いを休止。貨物駅の機能は無くなる。
- 2022年(令和4年)
駅構造
貨物駅としての機能はほとんど無いといえる。側線と本線との分岐ポイントがあり、機関車の折り返しの機能[注釈 1]のみである。そのため、駅というよりは信号場としての存在である。
かつては本線と2本の側線があり、2000年(平成12年)頃まで清水工業からドロマイトが積み込まれていた。積み込み設備は現存せず、線路は取り払われている。
← 美濃赤坂駅 | ||
凡例 出典:[7][8] |
取扱貨物
タンク車による大垣市内のフタムラ化学向けの二硫化炭素の着駅となっていたが2008年(平成20年)頃に運用終了している。ただし荷役運賃を取るための名義上のものにすぎず、運用末期は当駅へタンク車は入線せず、実際には石灰石ホッパ車に併結されたタンク車で美濃赤坂駅へ到着し、そこからタンクローリー車で運ばれていた。すなわち、美濃赤坂 - 猿岩間は代行輸送だったことになる。
市橋駅側の河合石灰工業からの石灰石発送は2003年(平成15年)までに終了している。
駅周辺
隣の駅
- 西濃鉄道
- 市橋線
- (貨)乙女坂駅 - (貨)猿岩駅
※当駅より先には市橋駅があったが、2006年(平成18年)に廃止された。
脚注
[脚注の使い方]
注釈
出典
- ^ a b c “会社沿革”. 西濃鉄道. 2023年7月17日閲覧。
- ^ 昭和12年10月1日現在鉄道停車場一覧 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
- ^ “西濃鉄道株式会社”. 西濃鉄道. 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、40頁。ISBN 978-4-10-790025-8。
- ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1928年12月24日 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ a b 国土交通省鉄道局(監)『鉄道要覧 令和4年度版』電気車研究会、2022年、14頁。ISBN 978-4-88548-135-2。
- ^ 清水武『西濃鉄道』、ネコ・パブリッシング、2007年10月、23頁。 ISBN 978-4777052226
- ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 名古屋駅 - 米原エリア』、p21, 講談社、2009年7月、ISBN 978-4062700153)
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、猿岩駅に関連するカテゴリがあります。
- 表示
- 編集