| 同名のシングルについては「破れたハートを売り物に (曲)」をご覧ください。 |
『破れたハートを売り物に』(やぶれたハートをうりものに)は1981年にリリースされた、甲斐バンドの8作目のオリジナル・アルバム。
概要
本作は発売当時の音楽雑誌によると、タイトル曲だけで120時間、アルバム全体では24曲の録音に1100時間をかけ、その中から9曲が厳選されており、なかなか思い通りのサウンドに到達できず苦労した作品だという。そして次作『虜-TORIKO-』では、ミックスをニューヨークで行い、最初に本作のタイトル曲をリミックスした際、甲斐よしひろは泣いて喜んだという逸話がある。
2007年に紙ジャケット・デジタルリマスター盤にて復刻された。その際、2曲のボーナス・トラックが収録された。
収録曲
オリジナル
- Side-A
- 破れたハートを売り物に
- 編曲:椎名和夫
- ランデヴー
- ダイナマイトが150屯
- 作詞:関沢新一、作曲:船村徹
- どっちみち俺のもの
- ジャンキーズ・ロックン・ロール
- Side-B
- 陽の訪れのように
- 奴(ギャンブラー)
- 鹿取洋子に提供(作曲:甲斐よしひろ)した「奴」をセルフカバー。
- 観覧車
- 編曲:甲斐バンド
- 翌年発表の『虜-TORIKO-』に収録されている「観覧車'82」のオリジナル・バージョン。
- 冷たい愛情
2007年リマスター紙ジャケ盤
- 破れたハートを売り物に
- ランデヴー
- ダイナマイトが150屯
- どっちみち俺のもの
- ジャンキーズ・ロックン・ロール
- 陽の訪れのように
- 奴(ギャンブラー)
- 観覧車
- 冷たい愛情
Bonus Track
- 暁の終列車
- 破れたハートを売り物に (プライベートルーム・ヴァージョン)
- 編曲:椎名和夫
関連作品
- 2015年2月28日、甲斐バンドの楽曲をモチーフにした5編で構成されたオムニバス映画『破れたハートを売り物に』が、映画とライブ中継を合わせた形で劇場公開された[2][3]。
- なお、甲斐よしひろは本名の「甲斐祥弘」名義で、「父と息子」(タクシー運転手 役)と「ヤキマ・カナットによろしく」(バーの客 役)の2編に出演している。
脚注
- ^ 同曲は真島昌利のアルバム『HAPPY SONGS』(1991年リリース)でもカバーされているが、歌詞は甲斐バンドのものを踏襲している。
- ^ 甲斐よしひろ×三島有紀子「よろめきながら生きること」、MovieWalker、2016年10月8日閲覧。
- ^ “『破れたハートを売り物に』 (2015/02/28)”. ビーズインターナショナル. 2022年9月1日閲覧。
外部リンク
- KAI SURF - 甲斐よしひろオフィシャルウェブサイト
- 甲斐よしひろ×三島有紀子「よろめきながら生きること」MovieWalker
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甲斐よしひろ - 大森信和 - 松藤英男 - 田中一郎 長岡和弘 |
シングル | オリジナル | |
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再発 | 1.フェアリー(完全犯罪)〈再発〉 - 2.メガロポリス・ノクターン〈再発〉 |
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アルバム | |
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関連項目 | |
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