花谷泰広

花谷 泰広
生誕 (1976-08-06) 1976年8月6日(47歳)
兵庫県神戸市
国籍 日本の旗 日本
出身校 信州大学教育学部野外教育専攻
著名な実績 キャシャール世界初登頂(2012年)
受賞 ピオレドール賞(2013年)
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花谷 泰広(はなたに やすひろ、1976年8月6日 - )は、日本登山家兵庫県神戸市出身。

概要

兵庫県立神戸高等学校時代より山岳部に所属、1995年に同校卒業後は信州大学教育学部に進み2001年に卒業。大学卒業後は富士山で登山ガイドを開始し、富士吉田市公認の富士山登山案内人として10年間富士山と関わった。2003年から2シーズン、富士山測候所において冬の強力を行った。

2004年、インドのヒマラヤ・ガンゴトリ山群メルー中央峰北東壁「シャークスフィン」(6,459 m) 登攀中に靭帯断裂の大怪我を負い、1年半にわたり登山を中断。2007年日本山岳ガイド協会の検定に合格、認定登攀ガイドとなり、オーダーメイドガイド「First Ascent」を主宰。2012年ネパールのキャシャール南ピラーを初登攀、その功績が評価され、2013年に第21回ピオレドール賞を同行者の馬目弘仁、青木達哉とともに受賞した。

現在は「First Ascent」のほか、日本山岳ガイド協会認定登攀ガイド、国立登山研修所登山指導員、国際自然環境アウトドア専門学校講師、パタゴニアアルパインクライミングアンバサダー、PRO TREKアンバサダー、Team LA SPORTIVAアスリート、山の日アンバサダーを務める。2017年より、山梨県北杜市の指定管理業者として甲斐駒ヶ岳の山小屋「七丈小屋」の運営・管理人となっている[1]

登攀歴

  • 1996年秋 - ラトナチュリ(7,035 m/ネパール)初登頂。
  • 1999年春 - マッキンリーウェストバットレス(6,194 m/アメリカ)登頂。
    • 夏 - アルパマヨ南西壁フェラーリルート(5,947 m/ペルー)完登(登頂できず)。
      • ピスコ(5,800 m/ペルー)単独登頂。
      • チョピカルキ(6,354 m/ペルー)単独登頂。
      • ワスカラン(6,768 m/ペルー)単独登頂。
  • 1999年 - ヨセミテフリークライミングに触れる。
  • 2000年春 - ガネシュヒマールII峰(7,111 m/ネパール)
  • 2001年秋 - チョ・オユー(8,201 m/チベット)登頂。
  • 2002年 - トクヤラフ(ペルー)単独登頂。
  • 2006年夏 - メルー中央峰シャークスフィン(6,459 m/インド)登頂(馬目弘仁)。
  • 2008年夏 - ワンドイ南峰南西バットレス(6,160 m/ペルー)登頂。
  • 2009年10月30日 - ネムジュン[西壁](7,137 m/ネパール)初登頂(田辺治角谷道弘、大木信介)。
  • 2011年5月24日 - マッキンリーウエストバットレス(6,194 m/アメリカ)登頂(谷口けい、宮西広太郎、大木信介)。
  • 2011年 - ヒルトナピーク縦走(カシンリッジ - マッキンリー継続は断念)。
  • 2012年11月11日 - キャシャール南ピラー(6,770 m/ネパール)初登頂(馬目弘仁、青木達哉)。
  • 2014年 - テンギラギタウ (6,943 m) の西壁を目指すも断念。
  • 2014年7月 - モンブラン[フレネイ中央稜](4,810 m/フランス)登頂(佐々木大輔)。
  • 2014年 - ランダック (6,620 m) 第二登・東面初登攀。
  • 2015年 - ランシャール (6,224 m) 第二登(直前で他の隊が初登)。
  • 2016年 - ロールワリンカン (6,664 m) 初登頂。
  • 2018年 - パンカールヒマール (6,264 m) 初登頂。

出演

脚注

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  1. ^ 北杜市の指定管理業者として、甲斐駒ヶ岳七丈小屋の運営に携わることになりました Twitter、2018年10月1日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 登山家|花谷泰広|公式サイト
  • 山岳ガイド First Ascent
  • 花谷泰広 (YasuhiroHanatani.Official) - Facebook
  • 花谷 泰広 (@hana1976) - X(旧Twitter)
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