蘇悉地羯羅経

蘇悉地羯羅経』(そしつじからきょう、: Susiddhikāra Sūtra, スシッディカーラ・スートラ)は、「大日三部経」の一つに数えられる、密教を代表する経典である。略して、『蘇悉地経』(そしつじきょう、: Susiddhi Sūtra, スシッディ・スートラ)とも呼ばれる。

原題は、「ス・シッディ」(su-siddhi)が「優れた-成就」、「カーラ」(kāra)が「行・作法」、「スートラ」(sūtra)が「経」、総じて「優れた成就のための作法についての経」の意。

概要

成就のための儀則を説く。

善無畏輸波迦羅)訳。

天台宗台密)において特に重要視される[1][2]

脚注

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  1. ^ 蘇悉地経とは - Weblio/三省堂 大辞林
  2. ^ 天台密教三部秘経の教主『蘇悉地羯羅経』 - 天台寺門宗

参考文献

関連項目

時代・地域
曼荼羅
日本の主な宗派

(※は真言宗各山会
加入団体)
東密
古義真言宗系
東密
新義真言宗系
真言律
台密
信仰対象
思想・基本教義
仏典

大日経』・『金剛頂経』・『蘇悉地経』・『理趣経

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