関東短期大学(かんとうたんきだいがく、英語: Kanto Junior College)は、群馬県館林市大谷町625に本部を置いていた日本の私立大学である。1950年に設置され、2020年に廃止された。大学の略称は関東短大。 関東短期大学(かんとうたんきだいがく、英語: Kanto Junior College)は、群馬県館林市大谷町625に本部を置いていた日本の私立大学である。1950年に設置され、2020年に廃止された。大学の略称は関東短大。
概観
大学全体
- 群馬県館林市に所在した日本の私立短期大学で、設置主体は学校法人関東学園。
- 国内で最初に認可された短期大学149校[注 2]の1校として、1950年に3学科150名体制で開学した[1]。
- かつては複数の学科を擁していたが、特に2000年代から学科の廃止が相次ぎ、最終的には1学科で入学定員150名の小規模となり、結局は2018年度の入学生を最後に、短期大学としての使命を終えることになった。
建学の精神(校訓・理念・学是)
教育および研究
- 関東短期大学にはこども学科が設置されており、保育者養成に力を入れていた。
沿革
基礎データ
所在地
学科
学科の変遷
- 国文科→日本語文化学科
- 英文科→英語文化学科
- 商経科→経済経営情報学科
- 初等教育科
取得資格について
- 幼稚園教諭二種免許状・保育士資格が現存のこども学科にて履修できるようになっていた[注 15]
- 過去にあった国文科や英文科では、中学校教諭二種免許状の国語や英語の教員免許状が取得できていた。
- 過去にあった商経科では、秘書士、情報処理士、上級情報処理士、ビジネス実務士、プレゼンテーション実務士などの資格が取得できていた。
- こども学科に改称される前の初等教育科では、小学校教諭二種免許状の取得ができていた。
- 全科共通で、図書館司書やプレゼンテーション実務士の資格が取得できていた。
- 当初は高等学校教諭仮免許状も設けられていた。
- 国語 国文科第一部、第二部
- 英語 英文科第一部、第二部
- 家庭 被服科第一部、第二部
- 職業 商経科第一部、第二部
附属機関
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
- 関東短期大学にあったクラブ活動
- 体育系:バレーボール・バスケットボール・バドミントン・ソフトボール・テニス・弓道・サッカーなどがあった。
- 体育系愛好会∶卓球・ラート・ラクロスなどがあった。
- 文化系:軽音楽・障害児研究・関東教友ゼミ・茶道・吹奏楽・演劇などがあった。
- 文化系愛好会∶ハンドベル・合唱などがあった。
- 文化系研究会∶簿記があった。
学園祭
- 関東短期大学の学園祭は「アザリア祭」と呼ばれ毎年、概ね11月に行われていた。
スポーツ
- バレーボール部が短大の県大会や関東リーグで優勝していた。
- バドミントン部が短大の県大会で優勝していた。
- テニス部が全国大会でベスト8進出記録をもっていた。
施設
キャンパス
寮
姉妹校
卒業後の進路について
就職について
- こども学科では、幼稚園や小学校、保育園など児童に携わる職に就く人が多い傾向であった。
- 過去にあった国文科や英文科などは一般企業への就職者が多いものとなっていた[28]。
編入学・進学実績
著名な卒業生
関連項目
脚注
注釈
- ^ ほか#学科節も参照のこと。
- ^ うち私立短期大学132校
- ^ a b 現在の文部科学省。
- ^ 短期大学名 関東女子短期大学
- ^ 出典[6][7]。
- ^ 1954年度の学生数 女66。第二部は記載ないため不明。
- ^ 学生数 98[補 1]/総定員 300
- ^ 学生数 66[補 2]/総定員 100
- ^ 学生数 28[補 3]/総定員 150
- ^ 学生数 25[補 4]/総定員 50
- ^ 10月12日をもって、廃止の認可を受ける。
- ^ 平成16年度より学生募集停止。
- ^ 平成17年度より学生募集停止。
- ^ 2019年度より学生募集停止[26]
- ^ コースにより異なった。
- ^ うち男21。
- ^ 男女とも33
- ^ うち男8
- ^ うち男12
出典
- ^ 官報 1950年09月14日より。
- ^ 日本の私立短期大学より。
- ^ a b “沿革 関東短期大学”. www.kanto-gakuen.ac.jp. 学校法人関東学園. 2023年9月25日閲覧。
- ^ 全国学校名鑑 昭和25年版より。
- ^ 日本教育年鑑より。
- ^ 短期大学一覧 昭和26年度 (短期大学資料 ; 第3号)より。
- ^ "松平 浜子". 20世紀日本人名事典. 日外アソシエーツ. July 2004. 2023年9月27日閲覧。コトバンクより。
- ^ 短期大学一覧 昭和25年5月1日現在より。
- ^ 学生募集停止のお知らせ【重要】関東短期大学 2017年12月13日。
- ^ 2001年度用入学案内冊子より一部抜粋。
参考文献
1949年短大設置申請分
- 文部省『申請大学、短期大学等一覧 短期大学審査状況』(PDF)文部省。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028943005-00。
- 文部省『短期大学審査状況』(PDF)文部省。https://nieropac.nier.go.jp/opac/opac_download_md/EF10000779/006_275.pdf。
- 文部省『短期大学審査状況-認可分-』(PDF)文部省。https://nierlib.nier.go.jp/opac/opac_download_md/EF10000780/006_276.pdf。
- 文部省管理局管理課『昭和25年5月1日現在 短期大学等一覧』(PDF)文部省。https://nierlib.nier.go.jp/opac/opac_download_md/EF10000844/006_340.pdf。
- 旺文社『蛍雪時代 19(10);昭和25年1月號』旺文社。https://dl.ndl.go.jp/pid/11696244。
教員養成関連資料
- 文部省大学学術局『教員養成課程認定大学短期大学一覧 : 附指定教員養成機関一覧. (昭和30年) / (編)』(PDF)文部省。https://nierlib.nier.go.jp/opac/opac_download_md/DG00000271/R03-0610.pdf。
全国学校総覧
- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和30年版』青葉書房。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I053912424-00。
- 文部省『全国学校総覧 昭和63年版』原書房。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I023453540-00。
- 文部省『全国学校総覧 昭和64年版』原書房。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I105234049-00。
全国短期大学高等専門学校一覧
- 文部科学省『全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和62年度』文教協会。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I064919787-00。
- 文部科学省『全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和63年度』文教協会。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I064919802-00。
- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成2年度』文教協会。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I064919781-00。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成15年度』文教協会。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I064919785-00。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成16年度』文教協会。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I064919763-00。
- 文部科学省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成17年度』文教協会。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I064919795-00。
- 文部科学省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成18年』文教協会。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I064919793-00。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成19年度』文教協会。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I064919777-00。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成21年度』文教協会。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I065216955-00。
公式サイト
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