露好(ろこう、生没年不詳)とは、江戸時代の大坂の浮世絵師。
来歴
松好斎半兵衛の門人とも、または流光斎如圭の門人かともいわれる[1]。大坂の人。露好と号す。作画期は文化の頃で、細判や大判の役者絵を描いている。
作品
- 「斧定九郎・市川八百蔵」 細判錦絵 早稲田大学演劇博物館所蔵 ※文化7〜8年頃
- 「志賀台七・浅尾工左衛門 志賀谷五郎・嵐吉三郎」 大判錦絵3枚続の内 池田文庫所蔵 ※文化10年(1813年)正月、大坂角の芝居『姉妹達大礎』より
脚注
- ^ 『原色浮世絵大百科事典』第2巻は松好斎半兵衛の門人かとするが、『浮世絵の基礎知識』は122頁の流光斎派系図において露好斎とあり、流光斎如圭の門人とする。
参考文献
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※109頁
- 吉田漱 『浮世絵の基礎知識』 雄山閣、1987年
- 『上方役者絵集成』(第1巻) 財団法人阪急学園池田文庫、1997年