風の盆恋歌
『風の盆恋歌』(かぜのぼんこいうた)は高橋治の恋愛小説。また、それを原作にしたテレビドラマ・舞台・漫画作品・モチーフに書かれたなかにし礼作詞・石川さゆり歌唱のシングル曲。
概要
雑誌「小説新潮」1984年6月号・7月号に「崖の家の二人」というタイトルで発表された。翌年5月『風の盆恋歌』に改題して単行本が出版された。富山県富山市八尾町で毎年9月に開催される「おわら風の盆」の祭りをテーマにした小説作品。
あらすじ
テレビドラマ
1986年版
1986年8月29日、フジテレビ系列『金曜女のドラマスペシャル』枠で制作・放送された。現在は横浜市にある放送ライブラリーにて無料で視聴できる。
- キャスト
- スタッフ
- プロデューサー:佐々木孟
- 原作:高橋治
- 脚本:山田信夫
- 音楽:津島利章
- 技術:加賀屋寛
- 撮影:山下悟
- 照明:藤原武夫
- 映像:山本米勝
- 録音:市村雅彦
- 編集:今村信男
1988年版
1988年9月4日の4:30 - 5:30に、NHK-BS2(ただし本放送開始前のため試験放送であった)で中継ドラマ『越中おわら風の盆〜高橋治原作「風の盆恋歌」より』が放送された。構成は川崎洋。「風の盆」最大の盛り上がりを迎える9月4日未明から明け方まで生中継し、その映像に男女二人が演じる小説の音声ドラマを重ねた。
この番組は1993年のギャラクシー賞制定30周年のおり、ギャラクシー賞30周年記念賞を受賞した。また、2005年9月4日にはNHK総合テレビ『NHKアーカイブス』にて再放送された。
- 声の出演
舞台
1988年、帝国劇場において上演された。翌年、再演。
- 上演期間
- 1988年11月2日 - 11月28日(東京帝国劇場)
- 1989年8月1日 - 8月27日(名古屋御園座)
- スタッフ
- 原作:高橋治
- 脚本:堀越信
- 演出:堀井康明
- キャスト
楽曲
「風の盆恋歌」 | ||||
---|---|---|---|---|
石川さゆり の シングル | ||||
A面 | 風の盆恋歌 | |||
B面 | 女の山河 | |||
リリース | ||||
ジャンル | 演歌 | |||
レーベル | 日本コロムビア | |||
作詞・作曲 | なかにし礼、三木たかし | |||
ゴールドディスク | ||||
| ||||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
石川さゆり シングル 年表 | ||||
| ||||
テンプレートを表示 |
1989年に発売された石川さゆりのシングルである。発売元は日本コロムビア。
概要 (楽曲)
- 高橋治の小説『風の盆恋歌』をモチーフに、なかにし礼はこの曲の歌詞を書き上げた。「おわら風の盆」を扱った富山市のご当地ソング。
- この曲で、1989年末の「第31回日本レコード大賞」最優秀歌唱賞(1985年の「波止場しぐれ」以来4年ぶり2回目)などの音楽賞を獲得した。
- 「第40回NHK紅白歌合戦・第2部」では、石川自身初の紅白大トリを務めた(自身の紅組トリは1986年の「天城越え」以来3年ぶり2回目)。
- それから9年後の1998年「第49回NHK紅白歌合戦」でも、同曲を再び歌唱披露している。
収録曲
漫画
- 風の盆恋歌(ジュディーコミックス、2001年1月発売)
脚注
- ^ 第22回 日本作詩大賞
関連項目
| |
---|---|
第11回 - 第20回 (1969年 - 1978年) | |
第21回 - 第30回 (1979年 - 1988年) | |
第31回 - 第40回 (1989年 - 1998年) | |
第41回 - 第50回 (1999年 - 2008年) | |
第51回 - 第60回 (2009年 - 2018年) | |
第61回 - (2019年 - ) | |
- 表示
- 編集