KTM・200デューク

200デューク (200 Duke ) は、KTM Sportmotorcycle AGが2012年から製造するネイキッドバイクである。

概要

2011年の東京モーターショーで発表され、2012年3月より日本国内で販売が開始した[1]。同じくKTMから販売されている125デュークの排気量を上げたモデルで、フレームも共通のものを使用している。

国内では250デュークが2015年に発売に伴い同年に販売が終了した。海外では2020年にフルモデルチェンジされたモデルが2023年現在も販売されている[2]

初代

KTM・200duke
国内仕様の200デューク
基本情報
排気量クラス 軽二輪
車体型式 VBKJUC
エンジン 906型 199.5 cm3 4ストローク
水冷1気筒DOHC4バルブ
内径×行程 / 圧縮比 72 mm × 49 mm / 11.5:1
最高出力 19 kW (25 PS)/10000rpm
最大トルク 20 N・m (2 kgf・m)/8000rpm
乾燥重量 約126 kg
      詳細情報
製造国 インドの旗 インド
製造期間
2012年 - 2015年 日本仕向け
2012年 - 2020年海外
タイプ ネイキッド
設計統括
デザイン  オーストリア
フレーム クロームモリブデン鋼トレリス (パウダーコート)
全長×全幅×全高 2,029 mm × 836 mm × 1,267 mm
ホイールベース 1367±15 mm
最低地上高 170 mm
シート高
810 mm
燃料供給装置 燃料噴射装置 (ボッシュ電子制御フューエルインジェクション)
始動方式 セルフスターター式
潤滑方式 ウエットサンプ式
駆動方式 チェーン式
変速機 6速リターン
サスペンション テレスコピック式倒立フォーク
スイングアーム式
キャスター / トレール 65.0° / __
ブレーキ
シングルディスクブレーキ 300 mm (ABS付)
シングルディスクブレーキ 280 mm (ABS無)
シングルディスクブレーキ 230 mm (ABS付)
シングルディスクブレーキ 230 mm (ABS無)
タイヤサイズ 110/70R17
150/60R17
最高速度
乗車定員 2人
燃料タンク容量 10.5 L
燃費
カラーバリエーション
黒/オレンジ
黒/
白/オレンジ
本体価格 489,000円(税込)
備考 スペックはアジア仕様
先代
後継
姉妹車 / OEM
KTM・125デューク
KTM・250デューク
同クラスの車
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200デュークは2011に販売が開始された125デュークのエンジンをベースに開発されており、ボア:ストローク=78:42に拡大されたエンジンを搭載している。また、吸気径をΦ33mmからΦ38mmへ拡大したことにより、200ccとは思えない軽快でパワフルな走りを楽しめる。 サスペンション及びショックアブソーバーはそのパワーを存分に引き出せるように、前後共にWP製を装着している。

2015年に250デュークと交代する形で日本からは姿を消したが、2016年以降のモデルも極少量ながら流通している。

2011年

  • 東京モーターショーで発表。


2012年

  • 販売開始。日本国内では3月からKTMを取り扱う正規販売店にて販売が開始。(ABSなしモデル) ※レッドバロンで販売開始。

2013年

  • ABSモデル販売開始。伴いフロートフォークにABSセンサーを留めるポルト穴が追加される。ブレーキホースがメッシュからゴムに変更。ヘッドライト内、タンク下にアクセサリー電源用カプラーが追加される。


2015年

  • 燃料タンク容量が11ℓに変更。(2012型は10.5L。残警告は同じく1.5L)
  • 標準シート高が800mmに変更。(2012型は810mm)
  • ジェネレーターの容量が12V/230Wに変更。(2012型は12V/238W)
  • クーラントの容量が1Lに変更。(2012型は0.85L)
  • 日本国内向けの輸入を終了。以降在庫のみの販売となる。


2016年

  • マイナーチェンジ(ヘッドライトと周辺の意匠を変更)
  • ABS無しのモデルが廃止。


2018年

  • バッテリー型式がETZ-9からETZ-9-BSに変更。(2012型はインド製のSF SONIC社製のFTZ-7-BS)


2019年

  • ローダウン用シートが追加。(シート高785mm)
  • WP用のローダウンサスペンション及びショックアブソーバーが追加。


2020年

  • フルモデルチェンジに伴い生産終了

2代目

KTM・200duke
2020年式 USA仕様
基本情報
排気量クラス 軽二輪
エンジン 906型 199.5 cm3 4ストローク
水冷1気筒DOHC4バルブ
内径×行程 / 圧縮比 72 mm × 49 mm / 11.5:1
最高出力 19 kW (25 PS)/10000rpm
最大トルク 20 N・m (2 kgf・m)/8000rpm
乾燥重量 140 kg
      詳細情報
製造国 インドの旗 インド
製造期間 2020年 -
タイプ ネイキッド
設計統括
デザイン  オーストリア
フレーム スチール鋼トレリス (パウダーコート)
全長×全幅×全高
ホイールベース 1,367±15 mm
最低地上高
シート高 800 mm
燃料供給装置 燃料噴射装置 (ボッシュ電子制御フューエルインジェクション)
始動方式 セルフスターター式
潤滑方式 圧送式
駆動方式 チェーン式
変速機 6速リターン
サスペンション テレスコピック式倒立フォーク
スイングアーム式
キャスター / トレール 65.0° / __
ブレーキ シングルディスクブレーキ 300 mm (ABS付)
シングルディスクブレーキ 230 mm (ABS付)
タイヤサイズ 110/70R17
150/60R17
最高速度
乗車定員 2人
燃料タンク容量 13.4 L
燃費
カラーバリエーション
黒/オレンジ
グレー/オレンジ
本体価格 4,199米ドル (2023年4月時点)
備考
先代
後継
姉妹車 / OEM
KTM・125デューク
KTM・250デューク
同クラスの車
テンプレートを表示

2020年にフルモデルチェンジが発表(フレーム及び意匠の変更)。同年から順次販売開始[3]。今回も125デュークや390デューク等と同一のフレームになったが、メーター周りは初代及び250デューク同様の液晶メーターになっている(125及び390デュークはフル液晶メーターに変更)。エンジンは25PSを維持したまま環境性能を向上させている。

日本国内には2023年現在、正規販売はされていない。

先代からの細かい変更点

  • ローダウンシート及びサスペンション/ショックアブソーバーの廃止。
  • 電子制御(SUPER MOTO)の追加。
  • ABS機能の向上。

脚注

  1. ^ 日本販売アナウンス [1]
  2. ^ KTM 200duke website[2]
  3. ^ 2020モデル情報 [3]

関連項目

外部リンク

  • KTM Japan
  • KTM Austria
  • KTM USA


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