OWL

曖昧さ回避 この項目では、マークアップ言語について説明しています。望遠鏡については「OWL望遠鏡」をご覧ください。

Web Ontology LanguageOWL)はインターネット上に存在するオントロジーを用いてデータ交換を行うためのデータ記述言語。OWLはRDFの語彙拡張であり、DAML+OILに由来している。OWLRDFなどの他の構成要素とともにセマンティック・ウェブのツール群として位置づけられる。

現在、OWLはOWL LiteOWL DLOWL Fullの3つの記法がある。この3つはそれぞれ特徴があり、OWL Lite、OWL DL、OWL Fullの順で平易になっている。

OWL DLは記述論理 S H O I N ( D ) {\displaystyle {\mathcal {SHOIN}}(D)} に基づいている。その部分集合であるOWL Liteはより表現力の小さい論理 S H I F ( D ) {\displaystyle {\mathcal {SHIF}}(D)} に基づいている。

名前の由来

正式名称は「Web ontology language」(日本語記述ウェブオントロジー言語)である。略称(頭字語)がOWLである。正式名称の頭文字を語順どおりに綴った「WOL」ではなく「OWL」を略称としたのは、OWLが誕生した時点で「WOL」がデータ工学の分野の言語の名前として既に使われていたためである。また、童話「クマのプーさん」に登場するフクロウ[注釈 1] Owl[注釈 2]が自分の名前を「WOL」[注釈 3]と書くことに(逆の形で)ちなんだためである。


脚注

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注釈

  1. ^ フクロウは知識の象徴
  2. ^ 石井桃子による日本語訳では「フクロ」
  3. ^ 石井桃子による日本語訳では「クフロ」

出典

関連項目

外部リンク

  • OWL Web Ontology Language Overview W3CによるOWL概要説明
  • Protégé スタンフォード大学制作のオントロジ・エディタ
  • 法造 大阪大学・溝口研究室が開発したオントロジー構築・利用ツール
  • ウェブ・オントロジー言語OWL
  • 初級OWL講座[リンク切れ] (PDF)
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関連項目
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  • Common Logic
  • OWL
  • RDFS
  • Rule Interchange Format
  • Semantic Web Rule Language
  • ALPS
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