RSKエキサイトナイター

RSKエキサイトナイター(アールエスケーエキサイトナイター)は、RSKラジオで放送されているプロ野球ナイター中継である。

本項では、サッカー中継である『ファジアーノ岡山実況生中継 ラジオを聴いて応援しよう』(ファジアーノおかやまじっきょうなまちゅうけい ラジオをきいておうえんしよう)についても述べる。

概要

全国向けに制作されている読売ジャイアンツ主体のカードを主に放送している。そのため、隣県の広島東洋カープ戦中継専門の中国放送や、阪神タイガース戦中心の朝日放送ラジオMBSラジオと放送内容がかち合うことが少ない(ただ、ラジオ関西とかち合うことはある。同様の例が山口放送KRYエキサイトナイター)。

なお、倉敷マスカットスタジアム(過去には岡山県野球場)で阪神タイガースが主催試合を行うことがあるが、岡山県内に朝日放送ラジオやMBSラジオを直接受信できる地域が多いことや、2012年以前は山陽新聞社以外の新聞社が主催していたため、全国放送カードにならない限り、RSKラジオでの当該カードの差し替え放送は行っていない。

過去に同球場で行われた広島東洋カープ主催の試合は山陽新聞社が主催していたが、全国放送カードを優先した年度と特別に中国放送からネット受けした年度があった。また。過去には自社制作を行ったことがあった。

実例として、1971年9月4日(土曜日)の広島対中日戦を、山陽放送がJRN予備およびCBCラジオ向けを兼ねて自社制作した(解説:長谷川良平・実況:松嶋信之)。なお、中国放送はローカル番組として制作した(解説;津田一男・実況:安田誠一)[1]

読売ジャイアンツが同球場で主催ゲームを行う場合は、平日開催時は全国ネット本番となることが多いため、巨人戦中継の放送権料を節減する関係で他カード(ニッポン放送=ヤクルト主催、TBSラジオ=DeNA・阪神・中日主催。まれに広島主催も)を本番としない限り、ネットされる機会が多い。

現在のタイトルに改題される以前は、1990年度までは『RSKラジオナイター(アールエスケイラジオナイター)』というタイトルで放送していた(現タイトルに改題された時期は1991年度から)。

放送内容

1997年までJRN単独加盟だった関係でナイター中継は毎日主にTBSラジオ発だった。その逆が対岸香川県の西日本放送ラジオで、こちらはNRN単独加盟だった関係で土・日は文化放送発、火曜から金曜はニッポン放送発、またNRNが放送権を失っていた時期の巨人主催ゲームは、テレビ系列が日本テレビ系列だった関係からRFラジオ日本発だった。

なお、2009年までは土曜・日曜もJRNナイターを放送していたが、原則廃止となったことを受けてRSKでの週末ナイターの放送も日本シリーズを除いて休止となった。

放送時間は18:00から最大延長の場合2009年までは23:00までだったが、2010年以降は22:00に変更された。RSKラジオの新編成により2015年度は18:20から21:50までの放送となる。

2017年までは火曜日にも放送されていたが、TBSが2017年限りでプロ野球中継関連の業務から撤退したため、2018年から火曜日の中継を終了。終了後2023年までは『アフター6ジャンクション』の同時ネットを実施。

2024年から、ナイター中継のレギュラー編成は毎週金曜日のみの放送となる。ナイター中継を編成しない火曜日は『アフター6ジャンクション』から放送枠を引き継いだ『荻上チキ・Session』を同時ネットする一方で、水・木曜日のナイター中継を廃止。水曜日には自社制作で日曜日に放送されていた『OKYAAAMA!〜大都会オカヤマな夜〜』を19:00 - 21:00に曜日移動・1時間拡大の上で編成する。また木曜日には自社制作の新音楽番組『キューン!MUSIC』を19:00 - 21:00で放送開始。なおJRN/NRNクロスネット局での水・木曜日のナイター中継廃止は、2019年から既に廃止している南海放送と、2024年から廃止となる和歌山放送南日本放送と合わせて4局となる。

日本シリーズ中継は、2010年以降も土・日開催分はJRNラインでネットする。それ以外はレギュラーシーズンと同じだが、NRN受けの第4・5戦のうち片方が関東発の場合文化放送制作となり、関西発が第3戦のみMBSラジオ発でそれ以外の試合は朝日放送ラジオ発になっていた。2017年度限りで中継のネットを廃止している。

制作担当局(2018年から)

地域(球団)/曜日
基本系列 NRN
北海道 STV
宮城県 TBC
関東広域圏[2]西 LF
中京広域圏 SF
近畿広域圏 MBS ABC
広島県 RCC
福岡県 KBC

サッカー中継

  • 2010年より土曜・日曜のみJリーグファジアーノ岡山のホームゲーム戦中継を行っており(番組名は『ファジアーノ岡山実況生中継 ラジオを聴いて応援しよう』)、以前は平日に中継された時期もあった。
  • 2021年には16試合放送と、AMラジオにおけるJリーグ中継の中ではかなり多い。
  • 基本としてRSKラジオのみで中継する[3]が、対戦カードによってはアウェー側地元局にも同時ネットで放送される場合がある(この場合はアウェー側地元局からもアナウンサーが派遣される)[注 1]
  • アウェーゲームの中継は基本的に行っていないが、ファジアーノ岡山が進出した2016年のJ1昇格プレーオフ決勝戦(キンチョウスタジアムでのセレッソ大阪戦)については、特例でニッポン放送の『Jリーグ RADIO』をネット受けで放送している。

出演者

解説

  • 中尾孝司(ファジアーノ創設時からの熱狂的なファン)
  • 椋原健太(元ファジアーノ岡山所属。2021年シリーズより解説に加わる。)

実況アナウンサー

関連項目

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 2021年2月20日に放送された明治安田生命J2リーグ開幕戦 ファジアーノ岡山 vs ヴァンフォーレ甲府の実況中継は、山梨放送から櫻井和明が派遣され、坂俊介との実況バトルという形式をとった。“YBSラジオ【公式】”. Twitter. 2023年9月24日閲覧。

出典

  1. ^ 出典:北海道新聞読売新聞岡山版、1971年9月4日、各テレビ・ラジオ欄。なお、JRN本番は当時TBSラジオも中継可能だったヤクルト対巨人戦が編成されていた。
  2. ^ 2017年までのJRN(TBSラジオ)ネット時代は東京ヤクルト主催ゲームの中継はなし(日本シリーズおよび本拠地球場開催のオールスターゲームを除く。JRNに放送権のあった1978年までと、巨人と大洋→横浜の対戦時の裏カードに限定されて解放された1992年 - 2001年には中継を実施)。
  3. ^ radikoのタイムフリー・エリアフリーでは中継されない。但し、後述するアウェー側地元局との同時ネットの場合は、アウェー側地元局でタイムフリー・エリアフリー聴取が可能なことがある。

外部リンク

  • ファジアーノ岡山実況生中継 ラジオを聴いて応援しよう - 公式サイト
阪神オリックス
主催試合担当1
中日主催試合担当
広島主催試合担当
日本ハム主催試合担当
楽天主催試合担当
ソフトバンク主催試合担当
火曜のみネット受け6
関連番組(全国向け)
過去の制作・ネット局
脚注
1 土・日はJRNナイターを放送する局がないが、阪神(もしくはオリックス)の対戦相手の地元にJRN単独局がある場合、MBSの中継がJRN向けとなることがある。デーゲームは原則としてABCがJRN向けを担当する。
2 月・金・土・日はNRN向けの中継を担当する。オリックス戦は金曜除き原則裏送りのみ。土・日のデーゲーム中継のうち中日・日本ハム・ソフトバンクが絡む試合は、JRN単独局のCBC、HBC、RKB向け中継として放送される。日程によりナイターに準じてNRN向けの場合もある。
3 火・水・木はNRN向けの中継を担当。土・日は通常はLFと独自ネットを組むが、中日・日本ハム・ソフトバンクが絡むナイターではJRN向け兼LF予備カードの中継として放送されるほか、デーゲームでABCがJRN向けを担当する場合、ABCに代わってNRN単独局のSF、KBC、STVへ中継配信を行う。
4 原則、JRN向けはネット局への裏送りのみで、自局ではNRN向けの中継を放送する。土・日の自社分も原則NRN扱いで、裏送りはJRN向けをLF・MBSの予備カードを兼ねる場合とそれぞれ別制作する場合があるが、デーゲームは対在京・在阪球団戦はJRN・NRN共用の素材扱いとし、対日本ハム・中日・ソフトバンク戦では自社分をJRN向けに振り替えるが、JRN局が乗り込んだ場合は除く。月曜日に楽天と広島が直接対戦する場合は、制作局のラインに合わせて放送される。
5 月・水・木・金のJRN向けはネット局への裏送りのみで、自局ではNRN向けの中継を放送する。土・日の自社分は原則JRN扱いであるが、ナイター時はLF・MBSの予備カードを兼ねる場合あり。月曜日に楽天と広島が直接対戦する場合は、制作局のラインに合わせて放送される。
6 各局ともRKBでの放送内容に準拠してネット受けし放送。2010年から土日のJRNナイター廃止に伴い、土曜日は地域により中継枠廃止あるいはNRNナイター(QR系)の中継に変更し、日曜日は全局が中継枠を廃止する。
7 稀にJリーグなど自社制作の中継に差し替えられることがある。
8 2018年 から平日のJRN向けに西武ロッテ・東京開催のパリーグ球団主催試合の裏送り放送を制作し、JRN各局から西武ビジターゲームのナイターの配信を受ける。平日のオールスターゲームもJRN各局と相互に配信する。金曜の対在阪球団戦は、ABCとMBSの何れと組むかは不定である。
9 2010年以降は土曜と日曜日のナイターで、JRN各局から予備カードの配信を受け、加えて2018年から土曜と日曜日のJRN向けに西武ロッテ・東京開催のパリーグ球団主催試合の裏送り放送を制作し、関東圏外のパリーグの試合が本番になった場合もJRN各局から配信を受ける。土・日開催のオールスターゲームもMBSならびにJRN各局と相互に配信する。在阪局とのネットは2009年以前からMBSの間で実施している。
10 1979年から1992年まで(CBCはそれ以後も)、ラジオ日本との提携を実施し、中日主管はCBC、阪神主管はABC、広島主管はRCCがそれぞれ「ジャイアンツナイター」向けに裏送り放送用の中継を制作していた。セ・パ交流戦のソフトバンク主管試合でRKBが「ジャイアンツナイター」向けに裏送り放送を制作した事例がある。2016年2017年は、RFとTBS・JRN各局の相互提携を本格的に再開し、巨人戦を中心にRF制作でJRN向けに、逆にJRN各局がRF向けのナイターをそれぞれ相互配信する(RF側のネット局は当該項参照)。TBSラジオがナイター中継から撤退して以後のJRN各局との対応はそれぞれの局で異なる。ネット受け対象に「マリーンズナイター」も加わっている。
11 2017年度で終了。金曜(過去は月曜も)は、大阪府で火 - 木はABC、月と金はMBSとネット局が異なることに配慮してプロ野球東西南北(過去はナイターミュージックライブラリーも)として放送するが、内容と趣旨はプロ野球ネットワークかつてはナイターミュージックランドと同一である。
12 2010年度-2017年度は土・日のレギュラー中継枠は設けず、基本的に裏送りのみ。TBSラジオの中継は2017年度で終了した。2018年以降は中継を続けるJRN各局のDeNA主催ビジター戦向けの制作協力は行う。
13 ネット放送が終了してレギュラーのプロ野球中継枠は全廃となり、地元球場で試合開催時のみ自社制作および放送を行う。
在京球団主催試合担当
自社放送中
裏送りのみ制作
阪神オリックス
主催試合担当
中日主催試合担当
広島主催試合担当
日本ハム主催試合担当
楽天主催試合担当
ソフトバンク主催試合担当
水〜土曜ネット受け
水〜金曜ネット受け9
木〜金曜ネット受け7
金曜のみネット受け8
関連番組(全国向け)
関連番組(ローカル)
過去のネット局
脚注
1 土・日はMBSと独自のネットを組んで放送(ただし、在阪球団の主催試合でも自社制作することがある)し、在京・在阪球団以外の主催試合は自社制作するか、地元のNRN系列局に制作を委託する。そのうちMBS・TBC・RCC制作分は予備カード(対中日・日本ハム・ソフトバンク戦)に限りJRN向け中継を放送することもある。月曜日のLFはナイター有無に関わらず原則放送なしのため、特にセ・リーグの一部の試合での裏送り・技術協力のみ関与。2018年以降土・日曜日は自社の予備カードも兼ねる形で、関東圏の試合でHBC・RKBへの技術協力や裏送りを行う。
2 普段は平日の文化放送ローカルの中継として放送されているが、平日の西武主催試合に限りNRN向けに個別ネット扱いで中継配信を行う場合がある(NRNナイターとしての予備待機はLFが実施し、本番時はLFからのネットを優先)。関東圏以外のビジターゲームはJRN局(HBC・RKB他)からネット受けが原則となり、関東圏の試合ではJRN向けへの裏送りを行っている。金曜の対在阪球団戦についてはABCとMBSのどちらと組むかは、その時々により異なる。
3 2013年以降日曜日、2019年以降土曜日(「文化放送A&Gゾーン」拡大に伴う)を日本シリーズなどの不定期放送に変更し、自社のレギュラー放送を終了。ナイター中継を行うNRN向けの裏送り・技術協力を行う(「NRNナイター本番カード」の設定はQRの裏送り中継や系列局制作中継を組み込む形で継続)。
4 月・金はJRN向けの中継を担当(月曜のオリックス戦は原則裏送りのみ)。土・日はLFと独自のネットを組んで放送するが、中日・日本ハム・ソフトバンクが絡むナイターではJRN単独局(CBC・HBC・RKB)にも配信される(LF予備カードを兼ねる)ほか、デーゲームではABCがJRN向けを担当する場合、ABCに代わってNRN単独局(SF・KBC・STV)への中継配信を行う。
5 火〜木はJRN向けの中継を担当。土・日は基本的に月・金同様にNRN向け中継担当であるが、デーゲーム中継のうち中日・日本ハム・ソフトバンクが絡む試合では、JRN単独局(CBC・HBC・RKB)向けに切り替えられる(日程によってはナイターに準じてNRN向けの場合もある)。
6 原則、自社向け中継はNRN向けに放送するが、土・日のデーゲームは自社向け中継は原則JRN向けに放送(LF・MBSの予備カードを兼ねる場合あり)。月曜日に楽天と広島が直接対戦する場合は、制作局のラインに合わせて放送される。
7 北海道地区は、STV-R・HBCともはNRNに加盟(HBCはJRNとのクロスネット)しているが、ナイターネットはSTV-RはNRN、HBCはJRNのみである。しかし、STV-Rは2017-20年までを除き、定時番組枠確保の観点から、土・日はデーゲーム(2021年以後はナイターも)の放送を行わなかった関係で、NRN独占放送であるヤクルト主管の日本ハム戦が生中継される場合、LFから裏送りでHBCから放送した試合があった。また2021年(巨人対日本ハム)のように、土・日にナイター開催となった試合がLF-HBCとして放送される例もある。
8 全局とも放送しない曜日は中継枠を設けず、別番組を放送。
9 全局とも土・日は中継枠を設けず、別番組を放送。
10 水曜日は楽天主催試合がある場合、TBC制作の楽天主催試合に差し替え。
11 該当曜日以外にはナイター中継枠を設けていない。
12 稀に自社制作の中継(Jリーグ四国IL中継等)に差し替えられることがある。
13 地元球場での試合開催時には中継カード差し替え。
14 水曜日はソフトバンク主催試合がある場合、その試合(KBCでの放送内容に準拠)に差し替え。ソフトバンクビジター戦の場合はカードによりNRN全国向け中継に振り替える場合がある。
15 平日と土・日で同一タイトルであるが、趣旨は異なる。土・日版は2019年以降QR自社は放送せず、NRN系列局への裏送り。
16 通常は平日のナイター終了後のフィラー番組として放送されているが、平日にソフトバンク戦ナイターの開催予定がない場合、NRNナイターを差し替えて拡大放送。
17 平日にライオンズ戦の開催予定がない場合放送。
18 土曜日にナイターの開催予定がない場合に交互に放送。
19静岡県で開催の試合を自社制作してNRNに本番および予備カードとして配信することがあるが、火・土・日曜に該当する場合、臨時に放送枠を設けるか、裏送りとするかが随時異なる。
20 2021年をもって打ち切り。
21 OBCのナイター完全撤退により2007年をもって打ち切り。打ち切り時点では土・日の阪神・オリックス主催試合担当(日曜は自社での放送は行わず、NRN系列局への裏送り)だった。平日はローカル中継「近鉄バファローズナイター」(2004年まで)・「オリックス・バファローズ ナイトスタジアム」(2005年のみ)を放送していた。
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